急成長のMLSにヤンキース、マンチェスターCも参入を決定 なぜアメリカでサッカー人気が拡大しているのか

2022年に世界のトップリーグへ   では、MLSが何をしていたかと言えば、2022年に世界のトップリーグの仲間入りという中長期的な目標に向け、経営基盤への投資をこの17年間、地道に続けてきたのである。   自前のサッカー専用スタジアムの建設、優秀なフロントスタッフの獲得など、ピッチ内よりも外に投資したのだ。結果、現在は平均観客動員数が1万8000人を超え、リーグ・フランチャイズ価値は急成長している。   マンチェスター・シティはアメリカ国内の欧州サッカーファン、そして急成長中のMLSの将来性に対する投資に踏み切った。ここ数年、自らのスタジアムで国際試合を実施し、その人気ぶりを目の当たりにしたヤンキースも、サッカーに投資する時期は今だという経営判断を下した。   MLSは現在の19チームから新たに3チームを加え、2020年までに24チームに拡大することを発表している。MLSの今後の成長、新たなビジネスの仕掛けに注目していきたい。   【了】   中村武彦●文 text by Takehiko Nakamura

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