今季不振のレスターで先発起用を提言

　「岡崎はレスター・シティが成し遂げた成功で極めて重要な存在だ。要するに彼はレスター成功の化身だ」と、日本代表のエースはプレミアリーグを席巻し、世界中に衝撃を与えた「ミラクル・レスター」を象徴する選手との評価を受けている。

　そして、その影響力は今季も健在だという。ラニエリ監督の下で先発落ちする機会が増え、チームも11試合を終えて14位に沈んでいる。しかし「今季、レスターが獲得した勝ち点12のうち、8ポイントは岡崎が先発した試合で得たものだ」と分析。「彼はラニエリから6回しか先発に起用されていない」と、クラブ歴代最高額の移籍金3000万ユーロ（約34億円）で加入したFWイスラム・スリマニの影響で出場時間を減らす岡崎の先発起用を提言している。

10月の代表戦後には、長距離移動によってコンディションを落とし、ラニエリ監督から「彼は岡崎じゃない。彼の兄弟だ」と別人ぶりを指摘されていた岡崎。再び訪れる激しい定位置争いを勝ち抜くことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images