久保建英、今季はリーグ9ゴールでフィニッシュ バースデー弾ならずも最終節で存在感
後半27分まで攻守に奮闘
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間6月4日、ラ・リーガ第38節(最終節)でセビージャと対戦し2-1の勝利で今季を終えた。日本代表MF久保建英は先発出場すると前半から仕掛けの姿勢を見せ続け、最終戦でも随所で存在感を示した。
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ソシエダは前節のラ・リーガ第37節でアトレティコ・マドリード戦を1-2で落としたものの、5位ビジャレアルが敗れたため、4位フィニッシュが決定。来季CL出場権を獲得した。迎えた最終節は前半5分、フリーキックのチャンスで右に開いていた久保へ。仕掛ける姿勢からグラウンダーのクロスで早速チャンスメイクする。
前半27分には縦パスのこぼれ球を前線で拾ったノルウェー代表FWアレクサンデル・セルロートから、最後はMFブライス・メンデスが決めてソシエダが先制。勢いそのままにボールを握り、前半は試合を進めていく。
前半30分には、久保が自陣から60メートル越えのドリブルでチャンスメイク、同44分には会場を沸かす軸抜きトラップで相手をかわす絶妙ターンを見せ、調子の良さを窺わせた。
後半立ち上がりは、セビージャが押し込む展開が続く。後半8分には危険な位置からのフリーキックからチャンスを作られミドルシュートを放たれるも、何とかGKアレックス・レミロが弾くシーンもあった。
久保は後半19分、逆サイドの展開からフリーでペナルティエリア内へ。左足でゴールを狙うも枠を捉えられず、この日最大の自身の得点チャンスを逃している。久保はその後、同27分までプレーし途中交代となった。
久保と交代で入った19歳FWモハメド・アリ・チョーは、直後にラ・リーガ初ゴールでソシエダの2点目をゲット。同32分にカウンターから失点をするも、1点差を守り切ったソシエダが最終戦を2-1の勝利で終えている。
久保は今シーズン、リーグ35試合に出場し、通算9ゴール7アシストでフィニッシュ。二桁得点が期待されたが、その目標は来季以降へとお預けとなっている。