「本当に皆さんの前で勝ちたかった」 浦和がホームでスコアレスドロー、GK西川が滲ませた悔しさ

浦和の西川周作【写真:徳原隆元】
浦和の西川周作【写真:徳原隆元】

「率直な意見として勝ちたかった」と試合を振り返る

 浦和レッズのGK西川周作は、6月4日のJ1リーグ第16節、鹿島アントラーズとのホームゲームを0-0で引き分けると「ホームの力を借りて勝利を目指したので悔しい」と話した。

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 西川はこの日もスタメン出場すると、特に前半は鹿島の攻撃を受ける時間が長く続いた。それでも、DFアレクサンダー・ショルツとDFマリウス・ホイブラーテンのセンターバックコンビを前に置いた守備陣は崩れることなく対応。前半24分にはゴール前のこぼれ球に反応したFW鈴木優磨のシュートも冷静に弾き出した。

 後半は浦和が攻撃の時間を長くしたことで、カウンターに備えて集中力を切らさずに攻撃陣の1点を待つ形に。しかし、最後まで決勝ゴールは生まれずに引き分けると「率直な意見として勝ちたかった。引き分けを望んでいなかったのでホームの力を借りて勝利を目指したので悔しい。ただ、後ろが失点0で終えられたのは良かった」と試合を振り返った。

 4万5000人を超える観衆を集め、浦和にとって伝統的に年間の中でも特別な空気感に包まれるのが鹿島戦になる。それだけに西川は「負けられない一戦で非常に強い責任感。自分の役割は浦和のゴールを守ること。どんなに攻められても落ち着いて対応できた」と失点0で終えたことに対しては一定の満足感を滲ませた。

 勝利すれば上位3チームにぐっと近寄れるチャンスだったが、引き分けたことで足踏み。それだけに守護神は「本当に皆さんの前で勝ちたかった。この悔しさは次にぶつけたい。優勝を目指すうえでは勝利にこだわって戦っていきたい」と、勝ち点「3」へのこだわりからの悔しさを表情にも表していた。

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