久保建英、レアル復帰説再燃? 今オフ去就動向に現地見解「数週間で激変しかねない」

ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】
ソシエダの久保建英【写真:Getty Images】

今季加入のソシエダで躍動、古巣レアルの動向に現地メディア注目

 スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、現地時間5月23日のラ・リーガ第36節アルメリア戦(1-0)で決勝ゴールを挙げ、今季通算9得点とした。シーズン終盤で輝きを増すなか、現地メディアは久保の保有権を50%保有しているレアル・マドリードの動向に注目している。

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 ホームで行われたアルメリア戦で先発した久保は前半アディショナルタイム4分、右サイドでボールを受けると、ペナルティーエリア内で対峙したアルメリアDFサムエル・コスタをかわしてカットインし、左足を一閃。鮮やかな弾道の一撃でソシエダに先制点をもたらした。

 これが決勝点となり、ソシエダは4位をキープ。来季UEFAチャンピオンズリーグ出場圏内でのフィニッシュへ大きく前進した。その勝利の立役者となった久保はリーグ戦ここ5試合で3ゴールと躍動ぶりを示しており、シーズン終盤に差し掛かったなかでより輝きを増している印象だ。

 今季のソシエダでインパクトを残す日本人アタッカーには、去就に関する憶測が絶えない。とりわけ、スペインメディア上で度々浮上しているのがレアルへの復帰説だ。アルメリア戦の活躍を受け、現地メディア「fichajes」は久保の保有権を50%保有している古巣クラブの動向に注目している。

 記事では「マルコ・アセンシオが契約更新の危機に瀕し、ロドリゴが先発として定着している現在、マドリードはこのエリアのローテーションを完成させるために、他の右ウイングを必要としていないように見える」と前置きしつつも久保のレアル復帰の可能性が今後、再燃する可能性が指摘された。

 久保は昨夏、ソシエダへ5年契約で完全移籍。一方、保有権を巡ってはレアルが半分を600万ユーロ(約8億4000万円)で売却し、残りの50%を保持する形での契約が結ばれている。優先的に買い戻せる状況とあって「移籍市場で最もビッグネームとなるべく進んでいるクボのサンチャゴ・ベルナベウへの帰還を選択することになれば、今後数週間で何かが激変しかねない」と伝えられた。

 ソシエダ加入1年目の久保は今季、カディスとの開幕戦で決勝弾を叩き込むなどシーズン序盤から躍動。ボールを保持するチームスタイルの中で持ち味を十分に生かし、主力としての立場を確立した事実があるなか、去就動向に新たな展開は果たして見られるだろうか。

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