J秋春制の移行案、リーグVSサポーターの構図に海外注目 「ファンは怒りを爆発させた」

Jリーグの秋春制を巡って議論(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
Jリーグの秋春制を巡って議論(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

「秋春制」移行巡るJリーグの動向に豪メディアが熱視線

 Jリーグは今年30周年を迎えたなかリーグ側は先月、「秋春制」に移行する案を検討し、年内に結論を出す意向を明らかにした。シーズン移行案に関しては賛否の声が多く、一部サポーターから反発されている現状に海外メディアが注目。「内戦の危機と抗議活動を引き起こすJリーグの激変」と見出しを打ち、詳細に触れている。

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 現行のJリーグは2月開幕、12月閉幕の「春秋制」を採っているが、欧州主要シーズンに合わせた「秋春制」移行に関する議論が度々浮上。豪雪地域クラブが不利を被る懸念などから決定は見送られてきたが、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)が「秋春制」に移行したこともあり、再度検討に踏み切ることをリーグ側が明言した。

 この動向にオーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」が注目。シーズン移行案として、7月下旬から8月上旬の開幕や5月下旬から6月上旬の閉幕、12月下旬から2月上旬にウインターブレイクを設けて、気候条件を緩和する試みを持っていることなどを伝えたうえで、サポーターの反応にも触れている。

 記事では「当然ながら、このニュースに対するファンの反応、特に最も影響を受けそうなクラブからは、怒りの声が上がっている」と綴られ、J1アルビレックス新潟、J2モンテディオ山形のサポーターがスタジアムで掲げた横断幕を引き合いに「ファンは怒りを爆発させた」「反対の声を上げた」と伝えている。

 さらに同メディアは「Jリーグはまだ何も決定していないことを指摘し、この件に関する公式コメントは透明性を保つためのものだと苦心しているが、行間を読まないのは難しい」と指摘。リーグ側の思惑と一部サポーターの反対意見が交錯する状況に熱視線を注いでいた。

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