“三笘完封”のワン=ビサカが序列安定? マンU、熾烈な右SB争いに英注目「常に必要とされた」

ユナイテッドでポジションを争うワン=ビサカとディオゴ・ダロト【写真:ロイター】
ユナイテッドでポジションを争うワン=ビサカとディオゴ・ダロト【写真:ロイター】

ダロトとのポジション争いを考察

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドでは、今季DFアーロン・ワン=ビサカとディオゴ・ダロトの2人の右サイドバック(SB)がポジション争いをしてきた。英紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」では、直近の2人への評価を下している。

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 シーズン序盤に控えに回っていたのは、怪我の影響もあったワン=ビサカだった。しばらくは右SBのファーストチョイスとしてダロトが連続で先発起用されたが、その後途中で序列が逆転。記事では「約半年間でダロトのパフォーマンスは安定せず、ワン=ビサカは復活を遂げ、予想もできなかった右SBの序列が入れ替わることになった」と熾烈なスタメン争いをワン=ビサカが制しつつあると報じた。

 3月の会見時点でエリック・テン・ハフ監督は「2人の競争は本当に激しい。アーロンはもう少し守備的で、ディオゴはもう少し攻撃的なのかもしれない」と2人が違う伸びしろを持った同等の選手と表現したが、ここにきてワン=ビサカが直近公式戦9試合のうち8ゲームで先発に選ばれている。

 同紙では、現地時間4月23日に行われたFAカップ(杯)準決勝(1-1:PK7-6)、5月4日のプレミアリーグ第28節(延期分)で戦ったブライトンのMF三笘薫とのマッチアップにも言及。「ワン=ビサカは危険なミトマに対して常に必要とされることになった。彼はミトマに巧みに対処し、ウェンブリーでのFA杯準決勝の後に日本人MFは『強い相手だった』と語った。また、彼との個人的な戦いで『完全な敗北』であったと認めている」と三笘完封という重要な任務をこなしたワン=ビサカを称えている。

 しかし、記事では「ダロトにとって唯一朗報なのは、ワン=ビサカがその役割を維持できるかどうかだ。それはこれまでの歴史が証明している」と指摘。好不調の波があるワン=ビサカには不安要素があることも伝え、「夏の移籍市場で何が起こるかにも注目したい」としている。

 最近の試合では左SBとしての出場も増えているダロト。来季に向けて2人の立場はどのように変わっていくのだろうか。

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