工藤壮人さん妻、誕生日の祝福に感謝―娘は「サッカーを習いはじめ…」 近況報告「今も変わらずパパのことがだいすき」

柏、広島、宮崎などでプレーした工藤壮人さん【写真:(C)TEGEVAJARO MIYAZAKI】
柏、広島、宮崎などでプレーした工藤壮人さん【写真:(C)TEGEVAJARO MIYAZAKI】

昨年10月に逝去

 昨年10月21日、J3テゲバジャーロ宮崎に所属していた元日本代表FW工藤壮人さん(享年32)が逝去した。工藤さんは水頭症の診断を受け手術後、容態悪化のためICUにて治療中していた。そんななか、5月6日に工藤さんの誕生日を迎え妻が公式インスタグラムを更新。「HAPPY BIRTHDAY DADDY」と書かれた娘からのメッセージとともに近況を報告した。

 工藤さんは柏レイソルのアカデミーで育ち、2009年に柏のトップチームへ昇格。J1リーグ、天皇杯、ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)優勝を経験し、16年以降は米メジャーリーグサッカー(MLS)や国内、オーストラリア1部リーグのクラブを転々とし、2022シーズンからJ3宮崎へ加入した。

 昨シーズンは21試合に出場し3ゴールをマークしていたなか、10月2日の練習時間外に体調不良を訴え、翌日に医療機関を受診したところ、水頭症の診断を受けて入院。同11日に手術を行い療養していたが、17日からICUにて治療に専念していた。それでも、思いはかなわず、同21日に死去した。

 そして、5月6日。工藤さんの誕生日を迎えた。8日に妻が公式インスタグラムを更新し、娘のメッセージと近況を報告した。

「Happy Birthday, Masa.5月6日彼の誕生日に、たくさんの方からメッセージをいただきました
工藤壮人を覚えていてくださっていること、今も、大切に想ってくださっていることに
心より感謝いたします
ありがとう、も伝えられないまま突然いなくなってしまってから半年
周りの方々に支えられ、生かされていると日々、感じております
私たち家族へも多くの励ましの言葉をいただき、感謝してもしきれません
生まれた時からパパにそっくりな娘は4歳になりました
先月からサッカーを習いはじめ、プーマのシューズを自分でえらび、パパといっしょ!と履くたびにうれしそうにしています
お手紙もかけるようになりました
できることが増えるたびに一緒に成長をみていたかったな、と思わずにはいられません
パパと行ったところ、一緒に食べたもの、してもらったことにいっぱい思い出してはその度に一生懸命教えてくれて
今も変わらずパパのことがだいすきです
これからも私たち家族だけでなく、工藤壮人を愛してくださったたくさんの方の記憶の中で生き続けてくれることを願っています
この度、温かいご配慮をいただきました日本サッカー協会さま
小林会長をはじめ、#ありがとうクドー Tシャツを企画してくださったテゲバジャーロ宮崎さま
ファン・サポーターの皆さまに
この場をお借りして、深く感謝申し上げます
娘と手を取り合い、一歩でも、半歩でも、前に進んでいけたらと思います」

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