内田篤人氏、古巣鹿島の苦しい現状に言及 「歴史を変えていこうという時期」

内田篤人が鹿島の現状について言及【写真:(C) DAZN】
内田篤人が鹿島の現状について言及【写真:(C) DAZN】

「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」で松井大輔とともに分析

 元日本代表DF内田篤人氏が、スポーツチャンネル「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」で、J3のY.S.C.C.横浜に所属する元日本代表MF松井大輔とともに、今シーズンここまで低迷する鹿島アントラーズや躍進しているヴィッセル神戸について語った。

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 内田氏の古巣である鹿島は、番組収録の6節終了時点で2勝1分3敗と負け越していた。4月1日に行われたJ1リーグ第6節サンフレッチェ広島戦(1-2)の試合後には、サポーターがバスを囲んで抗議をする事態になった。

 内田氏は「岩政さん、難しいと思うんですよね。あともうちょっとなんだよな、っていう。っていう。あともうちょっとで勝ち点3というのを取りこぼしている。だから、サポーターの方々も悔しさが増しているのがあるのかなと思います」と、昨年8月からチームに率いている岩政大樹監督の下、接戦をモノにできていない古巣に言及した。

 そして、「今まで、ここまでやってきたなかでの流れがあるんです。監督も代わり、チームとしても色というか、歴史を変えていこうという時期。その難しい時期を岩政さんが背負っている感じがある。選手たちもガラッと変わりましたし、時間が必要なんだろうなというのは分かりますが、じゃあ勝たなくていいかというと、サポーターの方はそうは思っていませんから。難しいところですね」と、監督とサポーターの両方に理解を示した。

 今シーズンのJ1では、昨シーズン優勝の横浜F・マリノスや2位の川崎フロンターレといった上位陣が苦戦する一方で、最後まで残留争いを繰り広げていたヴィッセル神戸が首位に立っている。

 神戸を牽引しているのは、FW大迫勇也、FW武藤嘉紀、MF山口蛍、DF酒井高徳の元欧州組カルテット。大迫と酒井と山口は32歳、武藤は30歳であり、キャリアでもベテランと呼ばれる時期に差しかかっている。41歳の現役選手である松井は「32、33歳くらいまでは全然できる。代表メンバーであった選手たちは、意思の疎通があっていることもありますし、それだけ修羅場を乗り越えている」と、個々の持つ経験に言及。内田氏は「チームメイトへの要求も高そう。『ここにくれよ』とか言いそう」と、チームに及ぼす影響も口にした。大迫と武藤について、松井が「この2トップは最強」と言うと、内田氏も「強いし、収まるし」と同調した。

 毎年、多くの選手を補強してきた神戸だが、内田氏は「結構、海外を経験している選手が多くないですか? 相当、使っているでしょ。お金、あそこは」と言うと、松井は「ヴィッセルは、どんどん使ってください。そういうチームがあったほうが、断然おもしろい」と異例のお願いをした。

 内田氏は「それでいて、昨シーズンは勝ててないじゃないですか、全然。それで今年は勝つっていう。面白いものですね。歯車なんでしょうね」と、改めてチームを機能させる難しさを感じていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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