宮本恒靖と共闘したクロアチア人監督が長谷部を称賛 「君は宮本のようだ。今は君が日本のアイコンだ」

ニコ・コバチ監督は、長谷部を宮本恒靖の姿と重ね、日本をけん引する存在として評価

 フランクフルトの日本代表MF長谷部誠は公式戦2試合連続で3バックの中央でプレー。“リベロ”の役割を完璧に全うし、チームの連続無失点に貢献している。長谷部をコンバートしたニコ・コバチ監督はかつての同僚、元日本代表DF宮本恒靖氏にその姿を重ねている。独紙「ビルト」が報じた。

 コバチ監督と宮本氏は2006年から09年までオーストリアのザルツブルクでともにプレーしていた旧知の仲。その元日本代表キャプテンを現日本代表キャプテンの長谷部と比較している。

「私は彼に『君は宮本のようだ。彼は日本のアイコンだった。今は君が日本のアイコンだ』と言ったよ」

 クロアチア人指揮官は、長谷部は日本をけん引する存在だと絶賛した。宮本氏は身長176センチとCBとしては小柄ながら、2002年日韓ワールドカップ(W杯)ではフィリップ・トルシエ元監督の下で“フラット3”の戦術を支える3バックの一角を担い、初のベスト16進出に貢献。06年のドイツW杯でもレギュラーとして2試合に出場した。長谷部も宮本氏と同じく10年、14年大会と2大会連続でW杯にキャプテンとして出場し、今では日本サッカー界の象徴的存在になったと評価されているようだ。

 コバチ監督は「彼は本当に素晴らしいよ」と長谷部に全幅の信頼を寄せている。また、フランクフルトのブルーノ・ヒュブナーSDは長谷部を、「日本のフランツ・ベッケンバウアー」と元ドイツ代表のレジェンドと比較して表現するなど、新境地を開拓した長谷部の評価は右肩上がりに上昇している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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