ナスリがマンCのCL敗退に強い危機感 「どうにかしなければ、全てが刷新される」

16強の壁を破れないマンC

 マンチェスター・シティのMFサミール・ナスリは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント進出に失敗した場合、所属選手の多くが来季放出される可能性を指摘した。英国営放送「BBC」が報じた。
 昨季のプレミア王者は、これまCLでは、16強を突破したことがない。ナスリは、こう語った。
「われわれは、どうにかしなければいけない。さもなければ、来年は新しい選手がたくさんやってきて、全てが刷新されることになるだろう」
 25日の今季のCL1次リーグでドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンにシティが破れるか、もしくは同組のCSKAモスクワか、ローマが勝利した場合、4年間で3度目の1次リーグ敗退という屈辱を味わうことになる。さらに、ナスリは厳しい言葉を並べた。
「正直に言うと、全選手の給料や、選手のレベルを見ても、90%の選手はワールドクラスだ。それなのに1次リーグを突破できないのはクラブにとって大きな痛手だ。選手にとってもそうだ」
 2008年にシティを買収したシャイフ・マンスール・ビン・ザイヤード・アル・ナヒヤン会長は、選手の人件費のみで合計7億5000万ポンド(1288億円)をつぎ込んできた。今季のCLの結果次第では、マヌエル・ペジェグリーニ監督の首が危ないという報道も地元メディアから出ている。そして、巨額な年俸を手にしている選手たちも、放出危機を感じているのだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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