サッカーはカテゴリーを問わず日本に4連敗中

　競技を問わず、スポーツ界では日本と韓国のライバル同士による「日韓戦」が話題を集める。3月10日に行われた第5回WBC（ワールド・ベースボール・クラシック）の1次ラウンドで、韓国代表は日本代表に4-13と大敗を喫してさまざまな報道がなされるなか、韓国紙「韓国日報」は「サッカーの場合、海外組が全員は選ばれておらず、正真正銘の対決ではなかったという言い訳が可能だ」と言及している。

　報道の発端となったのは、現在開催されているWBCの1次ラウンドでの一戦。韓国は3回表にダルビッシュ有から3点を奪って先手を取るも、すぐに逆転されて最終的に4-13で惨敗する結果に。最終的に2勝2敗に終わり、敗退となった。

　韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は、グループリーグ敗退となった野球の韓国代表チームに関して「批判する声が殺到している。国内最高クラスの人気を誇るプロ野球選手たちが集結したが、期待には及ばなかった。WBC韓日戦惨事、サッカーも他人事ではない」と言及していた。

　記事では、「最近、韓日戦では一方的な結果になっており、男子サッカーは年齢別代表を含めて、0-3で4連敗中だ」として、2021年3月にA代表、22年6月にU-16代表、同6月にU-23代表、22年7月にA代表が再び敗れ、そのすべてが0-3という完敗であることに言及。野球ではプロが参加していてより状況は深刻で、サッカーは“言い訳の余地”があるとしている。

「サッカーの場合、海外組が一部不在の試合もあり、正真正銘の対戦ではなかったという言い訳が可能だ。もっとも、A代表は日本との対戦で通算42勝23分16敗と大きくリードしている。サッカーと野球ではスーパースターの出現に関してもう大きな差はなく、プレミアリーグで最もホットなのはソン・フンミン（トッテナム）ではなく、日本人ウインガーの三笘薫（ブライトン）だ。野球の大谷翔平は、すでにアジアの枠にとどまらず、現役選手の中でナンバーワンの実力と人気を誇っている」

　韓国としては、国内でも人気の高いサッカーや野球で日本に劣勢を強いられていることを看過できずにいるようだ。