バルサから強奪した守護神が衝撃の失態 古巣相手に退場しペップも「ゲームオーバー」と覚悟

公式戦10連勝から4試合白星なしと急降下

 バルセロナで2008-09シーズンに三冠を達成するなど、かつて黄金時代を築いた名将は打ちのめされていた。英衛星放送「スカイ・スポーツ」によると、ペップ監督は記者会見で「バルセロナ相手に11人で戦うことも常に困難だ。だから、10人になった時点でゲームオーバーだった。そこまではオープンな試合だったのだが……」と語ったという。

 ブラーボは今夏の移籍期限ギリギリに、バルサから引き抜いたペップ肝いりの補強だった。昨季まで正守護神を務めたイングランド代表GKジョー・ハートを戦力外とし、セリエAのトリノに期限付き移籍で放出。33歳のベテランGKに、1540万ポンド(約20億円)の移籍金をつぎ込み獲得した。ブラーボにとっても因縁の一戦となったが、古巣の快勝劇を“アシスト”するというミスを犯してしまった。

 ペップが就任した今季のシティは、リーグ開幕から公式戦10連勝という絶好のスタートを切ったが、CL第2節の敵地セルティック戦を3-3のドローで終えてから完全に歯車が狂ってしまった。続くリーグ第7節でトットナムに0-2と敗れると、エバートンにも1-1と引き分け、そしてバルサに滅多打ちにされ公式戦4試合白星なし。順風満帆だったはずの“ペップ・シティ”は、よもやの急降下となっている。

 

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