「大失態だ」 アーセナル冨安が痛恨ミス→先制点献上、元英代表が酷評「見えてなかったなら…」
マンC戦で先発復帰もバックパスを奪われ、デ・ブライネに先制ゴール許す
イングランド1部アーセナルは、現地時間2月15日に行われたプレミアリーグ第12節延期分のマンチェスター・シティ戦に1-3で敗れた。日本代表DF冨安健洋は先発出場したが、前半24分に痛恨のパスミスで先制点を献上。元イングランド代表FWアラン・シアラー氏は、冨安のプレーを厳しい目で評している。
リーグ戦10試合ぶりに先発出場を果たした冨安だったが、大一番で痛恨のミスをしてしまった。前半24分、相手陣内からのロングカウンターに対応しようとしたなか、GKアーロン・ラムズデールへのバックパスをベルギー代表MFケビン・デ・ブライネに狙われ、無人のゴールへ左足ワンタッチシュートを決められた。
このシーンに元イングランド代表の英雄シアラー氏が言及。英紙「デイリー・メール」は「大失態だ、彼が本当に見ているのかどうかわからない」と見出しを打ち、デ・ブライネを称賛するとともに、冨安のプレーを批判したコメントに注目している。
シアラー氏はデ・ブライネのフィニッシュについて「どれだけ冷静だったんだ? 信じがたいフィニッシュだ。危険なところをかぎ分けないといけない。彼はギャンブルに出て、大きな結果を最後に得たんだ」と称賛。一方で、冨安のプレーには厳しい目を向けている。
「冨安の大きなミスだ。彼(冨安)が彼(デ・ブライネ)を見えていたのかは分からない。見えてなかったのなら、見なければいけなかった。いずれにしても、とても、とても難しいフィニッシュだ。左足で、彼は自分がどこにいて、GKがどこにいて、どう蹴ればいいかを分かっていた。なんてフィニッシュだ。ワールドクラスのものだ。対戦したくない選手の1人は、ケビン・デ・ブライネだね」
消化試合が少ないとはいえ、この敗戦によって首位の座を明け渡すこととなったアーセナル。重要な一戦でミスに関与した冨安は、ここからチームとともに浮上できるだろうか。