岡崎うれしいアギーレ体制初ゴールは代表通算40得点のメモリアルゴール

貴重な決勝弾

 日本代表FW岡崎慎司(マインツ)は18日、国際親善試合のオーストラリア戦(長居)で、後半23分に右足ヒールで決勝弾を沈め、2-1の勝利に貢献した。
 泥くささが売りの侍ストライカーはハビエル・アギーレ監督就任後、待望の自身初ゴールを意外な形で決めた。右サイドでこぼれ球を拾ったDF森重真人(FC東京)がドリブル突破から、相手DFの股間を射抜くシュート性のグラウンダーのクロスを上げる。難しいボールに反応した背番号「9」は、右足のヒールで巧みに合わせ、ゴール左隅に技ありゴールを決めた。
 岡崎はその得点をこう振り返った。
「それまで何度もチャンスをつぶしていた。絶対に決めようと思っていた。テクニックというか気持ちで押し込んだ。自分らしいゴール」
 アギーレ監督就任後、この試合まで無得点が続いた。今季ブンデスリーガ通算6ゴールで、得点ランク首位タイに立っている岡崎だが、代表の舞台では決定機で勝負強さを見せることができていなかった。自分に対するふがいなさを右足のかかとに乗せた。
 代表では、6月24日のワールドカップブラジル大会コロンビア戦以来となるゴール。記念すべき代表通算40得点目となったが、岡崎は「50ゴール目指して頑張ります」とさらなる得点に意欲を示した。
 後半32分にFW豊田陽平(鳥栖)との交代で“お役御免”となった岡崎は、ベンチで後半ロスタイムのオーストラリア代表FWティム・ケーヒル(ニューヨーク・レッドブルズ)の豪快なヘディング弾を見せつけられた。
「最後失点したことは不満に思うが、この勢いでアジアカップを取れるようにチームとして団結してやっていきたい」
 自らのゴールよりも失点を悔しがったエースストライカーは、早くも来年1月のアジア杯オーストラリア大会での連覇を見据えていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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