「試合後も日本人が主役」 ソシエダ久保の”饒舌インタビュー”にスペイン紙注目「この日最も笑いをさらった瞬間」
久保は先制点を生み出すラストパスで勝利に貢献
スペイン1部レアル・ソシエダは現地時間1月8日、ラ・リーガ第16節でアルメリアと対戦し、2-0で勝利を収めた。先発出場で白星に貢献した日本代表MF久保建英は試合後にインタビューに応じたが、その対応に現地メディアは「試合後も日本人が主役」と大々的に取り上げている。
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2トップの一角として先発出場した久保は、パスカットから左足の鋭いシュートを放って決定機を生み出し、前半から存在感を示す。すると後半2分、シルバの縦パスに抜け出した久保が右サイドからボールを中央に折り返すと、走り込んだシルバが再び受けてネットへと流し込んだ。
最初は久保のオフサイドと見なされて取り消されたものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の確認の結果、ゴールが認められた。しかし、シルバに出したパスに、わずかながら相手DFの足が触れていたことから、残念ながらその場ではアシストが付くことはなかった。
その後ソシエダが追加点を奪い、2-0で勝利。久保は試合後にインタビューに応じたが、その対応ぶりにスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「試合後も日本人が主役」と大々的に取り上げている。
「この日最も笑いをさらった瞬間は、DAZNのインタビューに応じた久保建英だ。マイクの前に立った日本人は、誰もが無関心ではいられない反応で主人公の座を手繰り寄せた。記者から尋ねられた際に『今日は(アシストが)どうなったのか僕に教えてくれる?以前は煙に巻かれてしまったからね』と答え、反応が返ってこない状況に、マイクを叩いて「このマイク、ちゃんと機能している?」と、今度はマイクの性能を確認していた」
前節のオサスナ戦でも先制点をお膳立てしたが、リーグ公式記録ではアシストが付かずに終わっていた。久保はその試合の“幻のアシスト”を、笑いを交えて引き合いに出すユニークな一面を見せた。今回もアシストが付かないままで終わる可能性があるが、久保はチームのリーグ3連勝に貢献。順位もバルセロナ、レアル・マドリードに次ぐ3位をキープしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)