ユーロ予選イタリア対クロアチア戦で二度の中断 サポーターが爆竹、発炎筒をピッチに投げ込む

UEFAが両国にペナルティーか!?

 イタリア代表は16日、サンシーロで欧州選手権予選を戦い、同じH組のクロアチア相手に1-1の引き分けに終わった。だが、この一戦は、客席から発煙筒や、爆竹がピッチ内に投げ込まれるなどの騒動で2度中断する事態に陥った。
 無敗同士のアドリア海を挟んだ隣国対決は悪い意味で白熱した。前半15分、ヴォルフスブルクのクロアチア代表FWイバン・ペリシッチが同点弾を決めると、クロアチアサポーターが興奮。スタンドに次々と発煙筒や爆竹が投げ込まれる異常事態となった。
 たまらず主審のビヨン・クイパース氏も試合を一時中断。後半にも発煙筒が投げ込まれ、スタジアム中が煙に覆われると、主審は再び試合を止めた。ピッチ内に投入された発煙筒を一掃するために選手の一時避難を命じるなどの事態に陥った。
 クロアチア代表のニコ・コバッチ監督はスタンドのサポーターに平静を呼びかけたが、機動隊がクロアチアサポーターの陣取る一角に鎮圧に乗り出す一幕もあった。
 衛星放送「スカイ・スポーツ」は、UEFAがこの異常事態に対して主審からの試合リポートを確認次第、両サッカー協会にペナルティーを与える可能性が高いと報じている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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