メッシ、無理しないで! アルゼンチン協会幹部がエースに異例の要望

右足付け根の肉離れで10月のW杯南米予選を欠場

 現在負傷により離脱中のバルセロナのFWリオネル・メッシに、アルゼンチン代表から異例の注文がついた模様だ。同国サッカー協会の幹部が「すべての時間をプレーしたがっている」と自らのコンディションを見極めて出場を判断してほしいとの要望を出したと、スペイン紙「AS」などが報じている。

 メッシは9月21日のリーガ・エスパニョーラ第5節アトレチコ・マドリード戦の後半途中、右足付け根に痛みを訴え、プレーが続いている最中だったがピッチに座り込んだ。結局途中交代となり、その後の診断によって右足付け根の肉離れが発覚。全治3週間の診断がくだった。

 エース不在となったバルサは前節セルタ戦で4失点と守備が大崩れして、今季リーグ戦2敗目を喫した。とはいえメッシと「MSNトリオ」を形成するFWルイス・スアレスとFWネイマールの決定力、そしてMFアンドレス・イニエスタらのゲームメイクによって、得点力はそこまで落ちていない。

 その一方で、バルサ以上にメッシ不在の影響を受けるのがアルゼンチン代表だ。9月のロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選では、ウルグアイ戦でメッシが決勝点を奪って1-0の勝利に大きく貢献した。しかし試合後にメッシは負傷を訴えて代表を離脱。すると続くベネズエラ戦は終盤までリードを許した末の2-2と、薄氷を踏む展開で勝ち点1を確保するのが精一杯だった。

 コパ・アメリカ・センテナリオ後の代表引退を撤回し、アルゼンチンのために戦うことを明言したメッシだが、負傷によって10月のW杯予選2連戦には出場できない。エドガルド・バウサ監督にとって悩ましい問題であり、同国サッカー協会幹部を務めるホルヘ・ミアドスキ氏は9月の代表戦でのことを振り返りつつ、次のように話している。

 

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