「東京五輪の出場は通過点にすぎない」 川崎の19歳新星が見据える2年後の壮大な野望

先発に抜擢された三好が横浜FM戦で巧みなループシュート決める

 川崎フロンターレは25日、J1セカンドステージ第13節の横浜F・マリノス戦をホームに迎え、3-2で勝利を収めた。この日、先発に抜擢されたMF三好康児が貴重な追加点を決め、勝利に貢献した。

 後半39分、左サイドからのスルーパスを相手DFの間で受けた三好は、そのままドリブルでボックス付近から侵入。GKの飛び出しを冷静に確認すると、緩やかなループシュートでゴール右隅に流し込んだ。

 試合後、三好は自身の得点を「足がだいぶきていたので、シュートを打つタイミングで振り抜くのではなく、意表を突く浮き球で狙おうと判断しました」と振り返ったが、自身のミスから2失点目を招いたことに対しては「点を取っても失点に絡むようじゃ次は使われない。だから素直に喜べる勝利じゃないです」と自らに厳しい言葉を投げた。

 三好は19歳ながら、J1出場記録を二桁台に伸ばした。「多少余裕を持ってプレーできるようになってはきました。すべきでないこと、するべきことの瞬時の判断にも慣れてきました」と、一歩ずつ着実に経験を積み、自信を深めている段階だ。

 この試合でも、エースのFW大久保嘉人が累積警告により不在のなか、その空いた枠に選ばれたのが三好だった。1トップにFW小林悠が入り、2列目の一角を任されると、結果が求められる位置で“ゴール”という最高の形でその期待に応えてみせた。

 

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