インテル、マッツァーリ監督の更迭を見送るも、後任候補の名前が続々挙がる

 

資金面の問題から今季途中の更迭は困難!?

 

 長友佑都が所属するインテルがクラブの資金面の問題からワルテル・マッツァーリ監督の更迭に踏み切れていない現状が明らかになった。イタリア地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトが報じている。

 インテルは今季4勝3敗4分で9位と低迷中。去就問題の浮上していたマッツァーリ監督だが、エリック・トヒル会長はひとまず続投を決断した。だが、別のシナリオに変更される可能性があるようだ。

「監督に関しては、次のエピソードを待つ必要がある。クラブ側は否定しているが、Bプランがある。マッツァーリは非力だが、他の監督も納得できない。トヒルは自由でいたい。そして来季、彼が望む監督を連れてきたい。エバートンからマルティネス、あるいはミハイロビッチ、あるいは他の監督が自由になれば。価値のある監督を今、獲得するのは無理。経営が赤く炎上しているから」

 記事ではそう報じ、違約金が必要となるシーズン中の後任探しは経営面から厳しいと指摘している。一方、後任候補としてエバートンのロベルト・マルティネス監督、インテルOBでもあるサンプドリアのシニシャ・ミハイロビッチ監督らの名前が挙がっており、将来的な監督交代の可能性は否定できない状況だ。

 また、トゥット・スポルト紙はマッツァーリ監督の解任時にはかつてインテルを指揮したレオナルド氏を招聘する可能性を指摘。さらにプリマベーラを指揮するステファノ・ヴェッキ監督の内部昇格というシナリオも存在するという。不振にあえぐ名門だけに、混沌とした状況はしばらく続きそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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