「ACL決勝まででこれが最も厳しいゲーム」 浦和ロドリゲス監督が考える横浜FM戦の“位置づけ”は?

浦和は横浜FMと対戦【写真:Getty Images】
浦和は横浜FMと対戦【写真:Getty Images】

横浜FMはリーグ優勝が懸かるのに対し、浦和は現実的に達成できる明確な目標はなし

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、10月28日のトレーニング後にオンラインで定例の記者会見を実施。翌日に控えるJ1リーグ第33節は優勝を決める可能性のある横浜F・マリノス戦となるが、「ACL決勝までの試合でこれが最も厳しいゲームになると思う」と話した。

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 横浜FMはこの試合で浦和に勝利し、別会場で川崎フロンターレがヴィッセル神戸を相手に引き分け以下で終わると優勝が決まる。自分たちで優勝を勝ち獲るというシンプルかつ前向きなモチベーションがあるのに対し、浦和は現実的に達成できる分かりやすい目標は存在しない。今週に入って、主将のGK西川周作は「自分たちの目の前で優勝を決められたくない思いが強い」と語っていた。

 ロドリゲス監督はそうした観点について、「それぞれモチベーションの持ち方はあるが、監督として残りは2試合で2勝して勝ち点50にして、6位や7位、今より高いポジションにいきたい。相手が優勝を祝うのを阻止したいという考えは私の中にない。優勝争いのホームで戦うことで自分たちの立ち位置を測れるようにしたい」と、あくまでも自分たちを主体にしたモチベーションで臨むと話している。

 10月22日に非公開で行われた流通経済大とのトレーニングマッチ(30分3本)では、FWキャスパー・ユンカーやMFダヴィド・モーベルグに加えて高卒ルーキーのFW木原励もゴールを記録している。指揮官は横浜FM戦を「浦和の未来に向けていいものになるようにしたい」と話したが、「未来への投資は複雑なテーマになる」として、あくまでも現状のベストを選択する考えを示した。

「常に状態のいい選手、いい選手の組み合わせでベストを作って戦ってきた。この試合もそうしたい。思うような起用ができないこともあるが、それぞれの試合の時点でのベストな組み合わせをしたい。それはベンチメンバーもそう。試合ラストの25分は大切なものになる。できるだけ高いレベルでプレーしたい。それが未来につながっていく」

 その背景には、来年2月に予定されているAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝戦の存在もあるようだ。西地区を勝ち上がったチームとホーム&アウェーで戦うタイトルマッチだが、「キャンプ中の練習試合はお互いに100%ではなくやるもの」として、この横浜FM戦と最終節のアビスパ福岡戦を貴重な公式戦の機会として捉えている。

「ACL決勝までの試合でこれが最も厳しいゲームになると思う。マリノスは今季ACLにも出場し、アジアでも非常にレベルの高いチーム。ACLでは少し良くない時間帯があり負けてしまったが、最大の力を90分間出し続けないと厳しい試合になる。ACL決勝までの練習試合を含めて考えると、マリノス戦と福岡戦が重要になる。福岡も残留争いがあり、彼らが全てを懸けて戦うと思う。彼らを相手に自分たちの状態も確認できる。ACL決勝ではマリノスと同じかそれ以上に強いチームと戦う可能性もある」

 目の前のリーグ優勝を勝ち取るために全力の横浜FMと、来年のACL決勝も含め少し先を見通す浦和の対戦でピッチ上にはどのような光景が生まれるか。前回対戦では前半に3点を横浜FMが奪い、後半に浦和が3得点して引き分ける出入りの激しい試合になったが、順位の動向を含め注目の一戦になるのは間違いない。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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