なでしこ池田監督、女子W杯グループ対戦国に「不思議な縁」 スペイン、コスタリカと同組に

なでしこジャパンの池田太監督【写真:(C) JFA】
なでしこジャパンの池田太監督【写真:(C) JFA】

2023年に開幕する女子W杯の対戦国決定、男子と同じ2か国がグループで同居

 2023年に開幕するFIFA女子ワールドカップ(W杯)のグループステージ組み合わせが10月22日に決まり、なでしこジャパン(日本女子代表)はスペイン、コスタリカ、ザンビアと同じC組になった。チームを率いる池田太監督はカタールW杯の日本代表と同じスペインとコスタリカと同組になったことに「不思議な縁を感じている」とし、グループの印象については「バランスがいい」と語った。

 最新のFIFAランキングに基づくポット分けで同ランク11位の日本はポット2に振り分けられた。くじの結果、3大会連続3度目の出場となる同6位のスペインのいるC組を引き当てた。そしてポット3からは2大会ぶり2度目の出場となる同37位のコスタリカ、ポット4からは初出場の同81位ザンビアが入った。抽選会後にオンライン会見に出席したなでしこジャパンの池田監督は「対戦相手が決まり、来年の7月に向けて準備を進めていくことができる。気の引き締まる思い」と心境を明かした。

 池田監督はグループの印象について「スペインとコスタリカは(カタールW杯で)男子も対戦する国。不思議な縁という気持ち」と語り、初出場のザンビアも含めてすべて違う大陸の国と同居することについては「バランスがいい」と評した。

 なでしこジャパンは初戦でザンビア、次にコスタリカと対戦。そして最大のライバルとなりそうなスペインとは最終戦で顔を合わせることに。スペインとは今年11月に予定されている欧州遠征でも対戦することが決まっており、2014年のU-17 W杯決勝(2-0)や今年8月に行われたU-20女子W杯の決勝戦(1-3)など近年何度も戦ってきた相手だ。

さらに現在開催中のU-17女子W杯でもこの組分け抽選会と同日に行われる準々決勝で激突する。何かと縁深い相手について池田監督は「サッカー文化が根付いている国。アンダーカテゴリ含めて成長著しい。よく対戦する国なので当たっても不思議な感じはしませんでした。1度対戦しておくことで見えてくるものもある。11月の対戦も楽しみ」と“前哨戦”への意気込みも示した。

 9大会連続9度目の出場となるなでしこジャパン。対戦相手が決まり、2011年のドイツ大会以来となる優勝に向けてチーム作りもここらから本格化していくことになりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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