チアゴ・シウバがミランに“電撃復帰”か 中国人オーナーがPSGからの強奪を目論む

PSGとの契約は18年6月まで残るが、ミランは17年の獲得を画策している模様

 日本代表MF本田圭佑が所属するACミランが、2012年にパリ・サンジェルマン(PSG)に放出したブラジル代表DFチアゴ・シウバを再獲得する可能性が浮上している。ブラジルメディア「UOL」が報じた。

 ミランは2012年夏、資金難を理由にエースFWズラタン・イブラヒモビッチ(現マンチェスター・ユナイテッド)とチアゴ・シウバを放出したが、これが今季まで3年連続の欧州リーグ出場権喪失という名門凋落の引き金となった。赤字経営を理由に、本田ら移籍金ゼロの節約補強も含めてチーム作りを進めてきたが、シルビオ・ベルルスコーニ会長は中国企業にクラブを身売り。チームは1月の移籍市場で90億円という補強費を手にしている。

 ここで補強リストに浮上したのが、かつてミランの最終ラインを束ねたディフェンスリーダーだという。チアゴ・シウバは18年6月にPSGと契約満了を迎えるが、潤沢なオイルマネーで潤うPSGとの契約延長交渉は暗礁に乗り上げているようだ。そうした状況を踏まえて、ミランの中国人オーナーは17年にチアゴ・シウバ獲得を画策しているという。

 ミランは今季、若きDFアレッシオ・ロマニョーリに届いたチェルシーからのオファーを固辞したばかりで、百戦錬磨のブラジル代表DFが復活すれば最終ラインは一層強化される。ブラジル代表DFダビド・ルイスは今夏、PSGから古巣チェルシーに2年ぶりの復帰を果たしたが、チアゴ・シウバの電撃復帰はあるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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