「終わらせるわけにはいかない」 甲府守護神・河田、天皇杯優勝を呼ぶ魂のPKセーブに感動の声「鳥肌が立った」

甲府GK河田晃兵【写真:徳原隆元】
甲府GK河田晃兵【写真:徳原隆元】

延長戦後半のPKストップに続き、PK戦でも相手のシュートを阻止

 J2ヴァンフォーレ甲府は、10月16日の天皇杯決勝でJ1サンフレッチェ広島をPK戦の末に下し、初の大会優勝を飾った。延長戦後とPK戦でシュートストップを見せたGK河田晃兵に称賛の声が寄せられている。

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 これまでJ1勢を4連続で破って初の決勝までたどり着いた甲府。前半26分にショートコーナーからFW三平和司がゴールを決め、幸先よく先制する。

 1点リードのまま試合は進んだが、甲府は後半39分に同点に追い付かれ、試合は延長戦に突入する。

 延長前半開始直後に広島はMF満田誠が直接狙ったフリーキックがクロスバーを直撃。その後も広島が攻撃回数を増やし、延長後半の残り5分を切ろうかというところでゴール前へのパスに甲府DF山本英臣がハンドの反則となりPKの判定。これを満田がゴール左に狙ったが、甲府GK河田がファインセーブして決勝ゴールを許さず、試合をPK戦に持ち込んだ。

 両者が3本ずつ成功して迎えた4人目、先攻の広島は同点ゴールの川村がキッカーを務めたが河田がストップ。甲府は5人全員が決めて、初優勝を飾った。

 殊勲の活躍を見せた守護神の河田は、試合後のフラッシュインタビューで在籍20年目の山本がPKを献上する形となった場面を、「そのまま終わらせるわけにはいかない。無我夢中でした」と振り返った。ファンからは「鳥肌が立った」「感動した」「甲府熱い」「ギリギリで防いでいる」と河田の活躍に感嘆の声を上げていた。

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