J2甲府が天皇杯制覇、吉田監督が選手称賛 理想的だった先制点「彼らがアイデアを発揮してくれた」

甲府の吉田達磨監督【写真:徳原隆元】
甲府の吉田達磨監督【写真:徳原隆元】

PK戦の末にJ1広島に勝利「みんなで喜べるのが嬉しいです」

 第102回天皇杯全日本サッカー選手権の決勝が10月16日に日産スタジアムで行われ、J2勢から9大会ぶりの決勝に進出したヴァンフォーレ甲府とJ1サンフレッチェ広島の一戦は、延長戦までを1-1で終えてPK戦の末に、甲府が初勝利を飾った。試合後、甲府の吉田達磨監督は「先制点は理想的」と選手を称え、「みんなで喜べるのが嬉しいです」と振り返った。

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 前半26分、ショートコーナーからペナルティーエリア内を深く切り崩した甲府は主将のMF荒木翔が出したマイナスの折り返しにFW三平和司が飛び込み、先制ゴールを奪い取った。

 後半39分、MF川村拓夢に同点ゴールを叩き込まれ延長戦にもつれ込んだなか、最後はPK戦の末に勝利。吉田監督は「もう織り込み済みというか、そりゃそうだろという展開のなかでサッカーをしてきましたので、選手たちは慌てず、俺たちにはブロックがあるというサッカーができた」と振り返る。

 また先制点の場面について「先制点は準備してきたものを彼らがアイデアを発揮してくれて理想的な展開だった。最後、広島さんのパワーと鋭さに屈しかけましたけど、すべてOK。優勝したのですべていいことに変わりました」と選手たちの奮闘を称えた。

 最後は「この小さなクラブが、みんなが責任を持って支え合っているクラブがここに来て勝って、みんなで喜べるのが嬉しいです」と喜びを露わにしていた。

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