今季低調のリバプール、元英代表レジェンドは補強の必要性を主張 「新しい選手を連れてくる必要はある」

リバプールの現状にOBが言及【写真:ロイター】
リバプールの現状にOBが言及【写真:ロイター】

ファーディナンド氏やオーウェン氏は“新たな風”が必要だと説く

 イングランド1部リバプールは、今季序盤戦でライバルとの直接対決で敗れるなど苦戦が続いている。イングランドのレジェンドたちは、悩めるチームには補強が必要だと主張している。英紙「デイリー・メール」が報じた。

 昨シーズンは終盤までプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を含めた4冠達成の可能性を残すなど圧倒的な強さを示したリバプール。最終的にタイトルは国内カップ戦の2つにとどまったとはいえ、今季もプレミアリーグ優勝候補と目されていた。

 しかし、蓋を開けてみればここまで低調なパフォーマンスが続いており、プレミアリーグでは8試合を終えてわずか2勝(4分2敗)で10位。負傷者続出の事態にも苦しめられ、受難の時を過ごしている。

 現地時間10月12日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節ではスコットランド1部レンジャーズを7-1で下すなど復調の兆しも見られているが、現地時間16日にはマンチェスター・シティとの大一番も控えている。今後を占う試金石の一戦となりそうだ。

 そうしたなかでイングランドサッカー界のレジェンドたちはリバプール復調のためには“新しい風”が必要だと感じているようだ。元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は衛星放送「BTスポーツ」で、リバプールには補強が必要だと語っている。

「彼らは移籍市場で手当り次第の補強をすることはない。そうした方針は続ける必要があると思う。だが、新しい選手を連れてくる必要はあるだろう。(サディオ・)マネの退団は大きな損失だった。今のところ、彼らは思い通りにいっていない」

 オフシーズンに不動のレギュラー選手だったセネガル代表FWマネがドイツ1部バイエルン・ミュンヘンに移籍。得点源としてはもちろん前線からのプレッシングにおいても欠かせない存在だっただけに不在の影響は大きいとファーディナンド氏は指摘した。マネが去った一方で目玉補強の一人であるウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスをはじめ、MFファビオ・カルバーリョやDFカルヴィン・ラムゼイも新天地への適応段階。戦力面での収支はマイナスと言えそうだ。

 また、クラブOBの元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏は“アラサー”の主力選手に頼り切りの現状に不安を感じている様子で、やはり新戦力の必要性を説いている。

「リバプールの心配事は彼らのベストプレーヤーのほとんどが年長者だということだ。(フィルジル・)ファン・ダイク、(モハメド・)サラー、(ジョーダン・)ヘンダーソン、ファビーニョ、彼らは全員30歳かそれに近い年齢。彼らが心配すべきはそのことだ」

 オーウェン氏が名前を挙げたほかにもブラジル代表FWロベルト・フィルミーノやスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ、元カメルーン代表DFジョエル・マティプといった選手もすでに30歳を超えている。冬の移籍市場で彼らがどのような動きを見せるのか注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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