なでしこジャパン池田監督、NZ戦のアグレッシブなプレーを評価 来年のW杯へ「所属チームで成長」を期待

なでしこジャパンの池田太監督(写真は2017年)【写真:Getty Images】
なでしこジャパンの池田太監督(写真は2017年)【写真:Getty Images】

ニュージーランド代表に2-0勝利 池田監督も手応え「推進力を見せてくれた」

 なでしこジャパン(日本女子代表)は10月9日にニュージーランド代表との国際親善試合を行い、前後半に1ゴールずつを奪って2-0の勝利を飾った。池田太監督は「前からプレスをかけボールを奪ってゴールに向かう推進力を見せてくれた」と手応えを口にした。

 立ち上がりからボールをかなり保持して敵陣でゲームを進めた日本は、コーナーキックも数多く獲得したがなかなかゴールが生まれなかった。前の3人にボールが入った時にワンタッチで展開する回数が少なく、なかなかこのシステムの長所を生かせない面が出た。スタメン1トップのFW植木理子も「前半はボールを上手く受けられなかった」と振り返っている。

 ようやく先制点が生まれたのは前半44分だった。左サイドから切り込んだ日本はゴール前で細かいパス交換が入り、最後はフリーになった宮澤が左足で流しこんでゴール。宮澤は「中の枚数は足りていたけれどもこぼれの位置に詰めて良かった。前の試合よりゴール前の関わりはできたと思うけど、もう少しゴールが欲しかったのが正直なところ」と振り返っている。

 後半16分には植木がヘディングで追加点を奪って2-0の勝利。池田監督は「今日の試合はニュージーランド、来年の女子ワールドカップ(W杯)ホスト国(オーストラリアと共催)を相手にアグレッシブに戦うと。前からプレスをかけボールを奪ってゴールに向かう推進力を見せてくれた」と選手たちを称えた。主将のDF熊谷紗希も「前半に1点、後半に追加点。勝利も良かったし、チームとして狙いを持ったサッカーができた」と話した。

 日本はナイジェリア戦に続き10月の国際試合を2連勝。今月22日に来年の女子W杯組み合わせ抽選会が行われ、来月にはイングランド代表とスペインを会場に国際親善試合を行う。池田監督は「まずは所属チームで成長してもらいたい。なでしこジャパンに集まった時に大きくなった1人1人を集合体として世界と戦っていきたい。活動の1つを大切にしたい」と先を見据えた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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