「マスタークラスだ」 ブライトン三笘、サラー&アーノルドを翻弄 リバプール相手の“圧巻ドリブル”を海外絶賛「最高級」
アレクサンダー=アーノルドとサラーを振り切ったドリブルに注目
イングランド1部ブライトンは10月1日にプレミアリーグ第9節でリバプールと対戦し、3-3で引き分けた。日本代表MF三笘薫は後半20分から途中出場し、同点ゴールとなるチーム3点目の起点となった。ブライトンの攻撃を活性化させた日本人アタッカーのプレーを英メディア「90min」が取り上げている。
敵地アンフィールドでの一戦。ベルギー代表FWレアンドロ・トロサールの2ゴールで先行したブライトンだったが、後半18分までに3点を失い、2-3と逆転を許した。
反撃に出なければならなくなったなか、ブライトンのイタリア人指揮官ロベルト・デ・ゼルビ監督は、三笘を投入。そして、三笘はその期待に応えて見せた。後半38分、左サイドで最終ラインの裏へ抜け出した三笘がパスを受けると、中央に左足で1タッチで折り返す。流れたボールをトロサールが決めて、ハットトリックを達成するとともに、試合を振り出しに戻した。
「90min」は、「守備の観点におけるアレクサンダー=アーノルドの惨めさが再び表面化した」とし、後半27分にリバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドとエジプト代表FWモハメド・サラーを翻弄するドリブル突破を披露したシーンに、賛辞を送っている。
「試合を通じて最も滑らかな最高級のドリブルで、彼を焼き尽くした。リバプールが3-2のリードを守り抜こうとした時、日本代表選手がアレクサンダー=アーノルドに膝を付かせて置き去りにし、さらにモハメド・サラーは、そこにいなかったかのように通り抜けていった。リバプールで最も優秀な選手2人をどのように攻略するかを示すマスタークラスであり、非常に魅力的なフットワークだった」
さらに「そこにはロナウジーニョの教本に載っているような顎が外れるような高度なスキルはなかった。現在のリバプールの守備が、どれだけ簡単に崩せるかを示す恐ろしい実例だ。最終的に三笘は左サイドで孤立したところから、危険なクロスをゴールエリアに入れた」と、3点目の起点となったシーンにも触れながらリバプールの守備を手玉に取った様子を描写している。
日本代表でも、アメリカ戦でゴールを決めて、2-0の勝利に貢献した三笘。ブライトンの新監督就任後、最初の試合で得点に絡み、何ができるかをしっかり示す一戦となった。