アーセナル冨安、ホワイト、ジンチェンコ…主力SB“全滅”の危機 トッテナム戦へ「アルテタにとって最大の問題」と英指摘
トッテナムとのノースロンドンダービーは上位対決の大一番、主力SBのコンディションに懸念
日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは、現地時間10月1日にトッテナムとのノースロンドンダービーを控えている。しかし、この試合に向けてサイドバックの主力選手全滅の危機に直面しているようだ。英紙「デイリー・ミラー」は最悪のケースを想定した予想スタメンを公開している。
インターナショナルウィーク明け最初のゲームが宿敵トッテナムとの大一番となるアーセナル。ここまで6勝1敗で首位を走るが、対するトッテナムも今季7戦無敗(5勝2分)と好調。今季最初の直接対決は1位と3位による上位決戦となる。
その試合に向けて、ミケル・アルテタ監督にとって“頭痛の種”なっているのが最終ラインの人選だという。特にサイドバックはコンディションに不安を残す選手が多く、トッテナム戦はレギュラー候補の4選手が全滅となる可能性があるという。
ミラー紙は予想スタメンで、守護神のGKアーロン・ラムズデールは不動としたうえで、DF陣の状況について次のように伝えている。
「イングランド人GK(ラムズデール)の前に誰が並ぶのかがアルテタにとって最大の問題になりそうだ。4人のDFがフィットするために時間との戦いを余儀なくされるだろう。キーラン・ティアニー、ベン・ホワイト、冨安健洋、そしてオレクサンドル・ジンチェンコとサイドバックの全員が欠場する可能性がある」
日本代表から“クラブ事情”によって離脱した冨安も、トッテナム戦の出場が危ぶまれているようだ。もしこの4人全員が起用できない危機的状況を迎えた場合は、フランス代表DFウィリアム・サリバが右サイドに回り、空いた右センターバックにイングランド人DFロブ・ホールディング、左サイドバックに右が本職のポルトガル代表DFセドリック・ソアレスを起用することで対応する可能性があるという。マルチな選手が多いことでなんとかカバーできそうだが、苦肉の策であることに変わりはないだろう。
また、中盤でもガーナ代表MFトーマス・パーティやノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールのコンディションに不安が残る。果たしてトッテナムとのダービーマッチはどのような11人で戦うことになるのだろうか。
ミラー紙によるトッテナム戦の予想スタメンは以下のとおり。
GK
アーロン・ラムズデール
DF
ウィリアム・サリバ
ロブ・ホールディング
ガブリエウ・マガリャンイス
セドリック・ソアレス
MF
グラニト・ジャカ
アルベール・サンビ・ロコンガ
ブカヨ・サカ
ファビオ・ヴィエイラ
ガブリエウ・マルティネッリ
FW
ガブリエウ・ジェズス
(FOOTBALL ZONE編集部)