森保J“激戦区”の左サイド、三笘が序列トップと闘莉王が断言 「レベル的に一番上」
「闘莉王TV」で日本代表のアメリカ戦に注目、左サイドの序列に見解
日本代表MF三笘薫(ブライトン)はドイツ・デュッセルドルフで現地時間9月23日に行われた国際親善試合のアメリカ戦(2-0)に途中出場し、ドリブル突破から追加点となる圧巻ゴールを挙げた。
日本代表の左サイドは背番号10のMF南野拓実(ASモナコ)に加え、この日先発したMF久保建英(レアル・ソシエダ)と激戦区となったが、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は「現段階でレベル的には左サイドで一番上。順位的にもトップ」と分析。三笘こそレギュラーに相応しいと持論を展開している。
闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新話はアメリカ代表を撃破した森保ジャパン。この試合では右サイドで起用されることの多かった久保が左サイドで先発。三笘は後半23分からの出番になった。
「三笘選手を入れることでボールをキープする時間がすごく増えてくる。味方の選手の信頼も厚いと感じた。ボールを回して回して結局、三笘選手のところでボールが集まる」
左サイドでカットインするシーンが目立ったなか、三笘がカットインしやすい状況を味方が作り出すなど、信頼度は高いと闘莉王氏は指摘。なかなか敵陣を突破できなかったが、「相手もバカじゃないので、そこは分析している。スカウティングしている。三笘選手が1対1でドリブルできるシーンが全然なかった。カバーも入ってきた。中盤も寄せていて、スペースがなかった。これは分析されている証拠」と解説し、戦術・三笘はアメリカにも研究されていたという。
それでも後半43分にマッチアップした3人のマーカーを翻弄しながら、鮮やかなシュートを叩き込んだ。これで三笘は代表8戦目にして5ゴール目となった。
この日出番なしの南野、先発した久保と左サイドは激戦区になったが、闘莉王氏は三笘こそが左のレギュラーだと断定する。
「三笘選手の調子がワールドカップ(W杯)までに下がるかもしれない。そうなったら変えてもいい。だが、現段階ではレベル的には左サイドで三笘選手が一番上。順位的にはトップに来る。白黒はっきりつけないと、今回のW杯のグループでは難しい」
カタールW杯目前にした森保ジャパンに闘莉王氏の忖度なしの提言が興味深い最新回になっている。