FW以上の深刻度 森保一監督が9月の欧州遠征で試さなければいけないポジションは?

9月の欧州遠征に選ばれ、W杯メンバーに近づくのは誰か【写真:(C)JFA】
9月の欧州遠征に選ばれ、W杯メンバーに近づくのは誰か【写真:(C)JFA】

【識者コラム】招集人数を30人前後まで増やした理由に注目

 9月のアメリカ戦(23日)、エクアドル戦(27日)に向けた日本代表メンバーがいよいよ来週発表される。森保一監督はこの9月に招集するメンバーを「(ワールドカップは)基本的には9月の活動の選手たちが中心になる」「9月の活動を通してワールドカップ本大会に選手がより多く選ばれる」という、ワールドカップ(W杯)本大会出場に手がかかっている選手たちだとした。

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 一方で当初の予定では26人を招集し、23人で試合をする予定だったが、9月2日の取材に対して森保監督は30人前後を招集して26人を登録して試合をすることになった、と語った。人数が増えた理由としては「9月に起きることを共有できる」ためだ。

「チームがどのようにして準備を進めているのか把握できることは、11月の準備期間がないなかで、どういう準備で本大会に臨むかというところのイメージ作りに大切と判断を変えました」

 さらに、「絞り切れないポジションがあって招集選手を増やしたのか」という質問に対しては、「それはないですね」と断言。すでに選考がかなりの部分で進んでいることも示唆している。

 だが、果たして。本当は森保監督を悩ませるような事態になっているのではないだろうか。

 W杯アジア最終予選で出場したメンバーは以下のとおり。

■GK(2人)
権田修一 9試合
川島永嗣 1試合

■DF(10人)
長友佑都 9試合
吉田麻也 8試合
中山雄太 8試合
酒井宏樹 5試合
山根視来 4試合
谷口彰悟 3試合
板倉 滉 3試合
佐々木翔 1試合
植田直通 1試合
室屋 成 1試合

■MF/FW(19人)
原口元気 9試合
伊東純也 9試合
大迫勇也 8試合
遠藤 航 8試合
南野拓実 8試合
柴崎 岳 7試合
守田英正 7試合
田中 碧 7試合
浅野拓磨 6試合
古橋亨梧 6試合
冨安健洋 5試合
三笘 薫 3試合
鎌田大地 3試合
久保建英 3試合
前田大然 2試合
堂安 律 2試合
上田綺世 2試合
オナイウ阿道 1試合
旗手怜央 1試合

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森 雅史

もり・まさふみ/佐賀県出身。週刊専門誌を皮切りにサッカーを専門分野として数多くの雑誌・書籍に携わる。ロングスパンの丁寧な取材とインタビューを得意とし、取材対象も選手やチームスタッフにとどまらず幅広くカバー。2009年に本格的に独立し、11年には朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌で開催された日本代表戦を取材した。「日本蹴球合同会社」の代表を務め、「みんなのごはん」「J論プレミアム」などで連載中。

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