残留ラインはハイレベルの「42」? “残留確定”はまだ3チーム、過去例から導き出す今季の熾烈なサバイバルゲーム

G大阪の危機意識が高まるのも無理はない状況

 最後に、後半戦になってブーストがかかっているチームはどこか調べておこう。

17節までの1試合当たりの勝ち点(左)と17節から25節までの1試合当たりの勝ち点【画像:FOOTBALL ZONE編集部】
17節までの1試合当たりの勝ち点(左)と17節から25節までの1試合当たりの勝ち点【画像:FOOTBALL ZONE編集部】

 ということになる。この上位チームとの対戦を残していると要注意と言えるだろう。では現在12位以下のチームの残り試合はというと、こうなる([H]はホーム、[A]はアウェー、※は延期試合)。

11位以下のチームの残りゲーム ホーム&アウェー【画像:FOOTBALL ZONE編集部】
11位以下のチームの残りゲーム ホーム&アウェー【画像:FOOTBALL ZONE編集部】

 もちろん今後さらに終盤ブーストもあるので、ここからがリーグ戦の醍醐味とも言えるが、G大阪の危機意識が高まるのも無理はない。

 だが、ここから残留できれば奇跡の1年として記憶に刻まれる年になるはず!! そしてそうなってこそ、解任された監督に顔向けもできるってもんです。だからガンバって!! で、ここからの戦いよりも大事なのは、来季の編成どうするかってことにホントはなるんですけどね。

(森雅史 / Masafumi Mori)



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森 雅史

もり・まさふみ/佐賀県出身。週刊専門誌を皮切りにサッカーを専門分野として数多くの雑誌・書籍に携わる。ロングスパンの丁寧な取材とインタビューを得意とし、取材対象も選手やチームスタッフにとどまらず幅広くカバー。2009年に本格的に独立し、11年には朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌で開催された日本代表戦を取材した。「日本蹴球合同会社」の代表を務め、「みんなのごはん」「J論プレミアム」などで連載中。

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