冨安ベンチ外も開幕戦勝利のアーセナル、“代役右SB”へのアルテタ監督の評価は?
英代表DFベン・ホワイトを「そこでのプレーもとても気に入っている」と評価
イングランド1部アーセナルは、現地時間8月5日に行われた2022-23シーズンの開幕戦でクリスタル・パレスと対戦し、2-0の勝利を収めた。日本代表DF冨安健洋は負傷によりベンチ外となり、右サイドバックはイングランド代表DFベン・ホワイトが務めた。冨安の代役を務めたホワイトの評価を、ミケル・アルテタ監督が語っている。英メディア「フットボールロンドン」が報じている。
昨シーズン、1分1敗と勝てなかったクリスタル・パレスとの開幕戦で、アーセナルは序盤からボールを保持。前半20分には、イングランド代表MFブカヨ・サカのコーナーキックから、新加入のウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコが折り返し、最後はブラジル代表FWガブリエル・マルティネッリが押し込み、先制した。後半にはクリスタル・パレスの反撃に遭うもピンチをしのぎ切り、後半40分には相手のオウンゴールでリードを広げることに成功。このまま2-0でアーセナルが開幕戦を白星で飾っている。
試合後、アルテタ監督は「この勝利は本当に嬉しい。とても難しい相手から、彼らが人々の大きな後押しを受ける難しい場所で、勝ち点3と無失点を成し遂げたんだ。予想していたように、試合の中では難しい時間帯もあった。それでも、素晴らしい反発力を見せて、しのぎ切ることができた。非常にポジティブなスタートが切れた。とても鋭く、とても前向きに、自分たちがやりたいことをしっかりとやり、全体的にポジティブだった」と、総括した。
そして、冨安が不在のなか、右SBを務め、相手のキーマンであるコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハと対峙したホワイトについて「今後も同じポジションで起用する可能性はあるのか」と聞かれると、「彼はとても良くやってくれた。個人でしっかり守ろうとしても、彼からボールを勝ち取ることが難しいことは、みんなが知っている。彼は苛立たせてくるし、彼のプレーはとてもトリッキーで、対策が必要だった。ベンには異なるポジションをこなせる能力があり、それはどんな選手にとってもメリットになる。彼はそこでのプレーもとても気に入っているよ」と答え、引き続き、SBとして起用する可能性があることも示唆している。
冨安も、日本代表ではセンターバックでもプレーし、昨シーズンの終盤には左サイドバックでもプレーし、幅広くプレーできることを示していたが、今シーズンはどのように起用されることになるだろうか。