負傷長引く冨安健洋、アーセナル監督が経緯を“説明” 「復帰を急がせてしまったこともあった」
プレシーズンマッチの欠場が続いている
アーセナルの日本代表DF冨安健洋は負傷の影響でプレシーズンマッチの欠場が続いている。ミケル・アルテタ監督はプレミアリーグ開幕直前の会見で冨安を含む負傷者の状況について言及した。英「フットボール・ロンドン」が伝えている。
今夏の移籍市場でブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス、ウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコら即戦力の補強を実現させたアーセナル。ここまでプレシーズンマッチ5戦全勝と好調を維持している。
そうしたなかで、日本代表DF冨安、スコットランド代表DFキーラン・ティアニー、イングランド代表MFエミール・スミス・ロウ、そして新加入のU-21ポルトガル代表MFファビオ・ヴィエイラの4人は怪我での欠場が続いている。8月5日のプレミアリーグ開幕節クリスタル・パレス戦前の記者会見で4人の状況について聞かれたアルテタ監督は次のように答えている。
「4人の内、3人は今日の午後からトレーニングに参加する予定で、うまく行けば、スカッド入りもあり得るだろう。プレシーズンの大半を欠場したが、彼らは本当に重要な選手。回復することを期待している」
さらに、冨安とティアニーの両サイドバックの負傷は昨季から慢性的に続いており、懸念材料になっているのではという質問がアルテタ監督に向けられた。スペイン人指揮官は2人の怪我が長引いている理由について語り、同時にチームに欠かせない選手であることも強調した。
「彼らの怪我は長引いているのはそれぞれに理由がある。チームが彼らを回復させることができなかったのが原因だろう。必要な時にプレーできなかったり、疲れすぎていたり、完全に回復できていないこともあった。また、復帰を急がせてしまったこともあった。それらが重なった結果だ。2人はとても貪欲で、チームに貢献することを望んでいた。2人がフィットして最高のパフォーマンスをしてくれれば、我々はチームとしてより強くなるだろう」
コンディションが万全であれば、冨安もティアニーもレギュラー有力の実力者。シーズンは開幕を迎えるが、まずは100%の状態を取り戻すことが最優先といえそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)