日本代表OBがE-1選手権で期待する注目プレーヤー4人 「とんでもないクロス」の持ち主は?

FW町野修斗、DF小池龍太、GK鈴木彩艶、MF水沼宏太(左上から時計回り)【写真:Getty Images & 徳原隆元】
FW町野修斗、DF小池龍太、GK鈴木彩艶、MF水沼宏太(左上から時計回り)【写真:Getty Images & 徳原隆元】

【専門家の目|栗原勇蔵】町野修斗が1トップでアピールに成功したら序列変動もある

 森保ジャパンは7月13日、19~27日に行われるE-1選手権に臨むメンバー26人が発表された。今回のメンバーは国内組だけで構成。鈴木彩艶(浦和レッズ)、小池龍太(横浜F・マリノス)、大南拓磨(柏レイソル)、水沼宏太(横浜F・マリノス)、野津田岳人(サンフレッチェ広島)、西村拓真(横浜F・マリノス)、満田誠(サンフレッチェ広島)、町野修斗(湘南ベルマーレ)、細谷真大(柏レイソル)、藤田譲瑠チマ(横浜F・マリノス)と10人が初選出となった。

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 2012年以来となる代表復帰を果たした宮市亮をはじめ、J1リーグ首位に立つ横浜F・マリノスから最多の7人、3位の川崎フロンターレから3人、4位のサンフレッチェ広島から6人が選出された。ベテランとフレッシュな若手が融合した陣容となったなかで、元日本代表DF栗原勇蔵氏に注目選手を聞いた。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

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■町野修斗(湘南ベルマーレ/FW/22歳)
今季J1成績:18試合(1075分)出場、8得点0アシスト
A代表通算:初招集

 町野は万能型ストライカーで、技術が高く、スピードもあるし、ヘディングも強い。ドリブルからの崩しはないですけど、1トップでの起用なら中で待っていてもいい。(5月21日のJ1リーグ第14節ヴィッセル)神戸戦を含めて5試合で6得点。得点を量産するチームではない湘南(総得点18)の中でリーグ4位タイの8ゴールを挙げるのは、F・マリノスで得点を決めるのとはまた訳が違って評価に値すると思います。

 初のA代表でどこまでできるか。2018年にF・マリノスでチームメイトでしたけど、いい物を持っているのは知っていました。E-1選手権では前から守備をするよりも、ゴールにフォーカスして、爪痕を残してほしい。1トップで結果を残したら、ワールドカップメンバーに滑り込みもあると思います。

■小池龍太(横浜F・マリノス/DF/26歳)
今季J1成績:16試合(1303分)出場、3得点2アシスト
A代表通算:初招集

 小池は確実にA代表でやれるはずです。山根視来(川崎フロンターレ)は攻撃のセンスもあるし、オーバーラップとインナーラップの使い分けもうまい。山根が今回の右サイドバック一番手になるのは間違いないですけど、小池の運動量、1対1でのディフェンス能力は山根に劣らないと思います。

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栗原勇蔵

くりはら・ゆうぞう/1983年生まれ、神奈川県出身。横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2002年にトップ昇格。元日本代表DF松田直樹、同DF中澤佑二の下でセンターバックとしての能力を磨くと、プロ5年目の06年から出場機会を増やし最終ラインに欠かせない選手へと成長した。日本代表としても活躍し、20試合3得点を記録。横浜FM一筋で18シーズンを過ごし、19年限りで現役を引退した。現在は横浜FMの「クラブシップ・キャプテン」として活動している。

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