「一本調子」「正確性の欠如」 インテル開幕キエーボ戦黒星で長友に露見した克服されない課題

3ポジションをこなしたが、チーム最低評価も

 インテルの日本代表DF長友佑都は、21日のリーグ開幕キエーボ戦で先発フル出場したものの、チームは0-2で敗れた。試合中のシステムチェンジに伴い3つのポジションをこなした長友だが、試合後に公開されたイタリアメディアからの採点では厳しい評価が並んでいる。攻撃参加時の「正確性の欠如」「一本調子」という長年の課題を厳しく指摘されている。

 インテル専門のニュースサイト「FCインテルニュース」は採点記事のタイトルを「6点(及第点)は誰もいない」とし、チーム全体が低調なパフォーマンスだったと酷評した。そして、長友には「5点」を与え、長友の攻撃面での物足りなさを指摘している。

「攻撃参加は少なく、しても正確性がない。両サイドをこなす日本人の特徴を考えるとき、いつもその結論になる。攻撃の組み立てに関わるパフォーマンスは低く、一本調子で変化が少ない」

 長友は中盤まで進出してボールを受けた時に、ワンツーでの崩しかすぐ近くの味方にパスを預けるか、強引に仕掛けるかのパターンに終始した。サイドチェンジやスルーパスといった攻撃の展開を変えるクリエイティブなプレーが少ないことを厳しく指摘され、それを「特徴」として諦められてしまっている。チーム内の最古参となり契約を3年延長した長友だが、長年の課題を鋭く突き付けられている格好だ。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング