鎌田のトッテナム移籍説で注目 歴代日本人プレミアリーガー10人を英メディア紹介

去就注目の鎌田大地とプレミアリーグでプレーした日本人選手たち【写真:Getty Images】
去就注目の鎌田大地とプレミアリーグでプレーした日本人選手たち【写真:Getty Images】

鎌田大地のトッテナム移籍が報じられるなか、過去の日本人選手の実績に注目

 イングランド1部トッテナムは、今夏の移籍市場でドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地の獲得に動いていると報じられている。鎌田がプレミアリーグでプレーすれば、通算11人目の日本人選手となる。英メディア「HITC」は、鎌田の状況に加え、過去10選手の実績を振り返り、鎌田にとってどんな存在かを報じている。

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 2021-22シーズンに、フランクフルトのUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝に貢献した鎌田だが、クラブはオランダ1部PSVから元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェを獲得。さらに鎌田との契約も残り1年となっていることから、今夏の移籍が報じられている。トッテナムだけでなく、スペイン1部セビージャも関心を寄せているとされるなか、11人目の日本人プレミアリーガーの誕生を前に、過去の10人の日本人選手を振り返っている。

 ポジティブな評価を受けているのが、現日本代表キャプテンでもあるDF吉田麻也と、FW岡崎慎司の2人であり、「トッテナムに鎌田の獲得を刺激する存在」と紹介している。吉田については、日本人選手で最長となる8シーズンをサウサンプトンで過ごし、最も多くの試合に出場していることに言及。また、岡崎について、レスター・シティでプレミアリーグ制覇に貢献したことを挙げている。

 続いて、日本人初のプレミアリーグ選手となった元日本代表MF稲本潤一については、「ここまで日本人MFとして、最多の66試合に出場している」ことを評価。MF南野拓実については、リバプールで30試合、サウサンプトンで10試合に出場し、日本人として4番目に多くプレミアリーグの試合に出場しているが、今夏の移籍市場でリバプールを離れる可能性が高いことを伝えている。

 マンチェスター・ユナイテッドに所属したMF香川真司は、「プレミアリーグに求められる要求に適応することに苦しんだ」とし、ニューカッスルに所属したFW武藤嘉紀も、「タインサイドで自分の居場所を見つけられなかった」と、期待に応えることはできなかったとしている。対照的に、昨夏、ボローニャからアーセナルに加入したDF冨安健洋は、「プレミアリーグのスターになることを証明している」と期待を寄せながらも、負傷によってリーグ戦21試合の出場にとどまったことに触れている。

 また、FW宮市亮については「3クラブに所属したが、プレミアリーグで存在感を示すことに失敗」とし、2002年の日韓ワールドカップに出場した元日本代表MF中田英寿氏には、「トッテナムはボルトンが中田から得たもの以上を鎌田に期待」、さらに元日本代表MF戸田和幸氏についても「鎌田は戸田氏の再現となることを恐れるかもしれない」と言及。世界最高峰のスター選手が集うプレミアリーグのクラブに移籍加入するだけでも、素晴らしいことだが、中田氏はプレミアリーグ21試合で1得点を記録したのみ、戸田氏はプレミアリーグ4試合の出場にとどまったと、成功を収めることはできなかったと評価している。

 改めて、日本人選手にとっても活躍することが難しいことを認識させられる記事だが、今夏の移籍市場で11人目の日本人プレミアリーグ選手が誕生することになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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