「譲れないものは、譲れない」 町田GKポープ・ウィリアムが今季初出場の際に見せた“漢”

後半戦初戦となる金沢戦へ「どれだけ内容で魅せて、結果で示せるか」と語る【写真:(C) FCMZ】
後半戦初戦となる金沢戦へ「どれだけ内容で魅せて、結果で示せるか」と語る【写真:(C) FCMZ】

金沢戦の「まちだ漢祭」は「いろいろな人に興味を持ってもらうことはすごく大事」

 後半戦初戦となる金沢戦は「まちだ漢祭」と銘打たれ、プロレスや和太鼓の演奏などのイベントが行われる。またキックオフ直前には、『ヒップアタック』が代名詞の越中詩郎氏による『ヒップインセレモニー』で審判にボールを渡す注目のセレモニーも行われる。

 ポープも「試合前の緊張感あるなかで、そういうのも面白い。いろいろな人に興味を持ってもらうことは、すごく大事なことですし、普段はプロレスを見る人が、僕たちの試合を見に来てくれるとしたら、サッカーが好きになるきっかけとなるかもしれません。そのきっかけになる試合で、どれだけ僕たちが内容で魅せて、結果で示せるか。そこに責任を持って取り組みたい」と、モチベーションを高める。

 さらに「後半の最初の試合ですし、ここからJ1に上がるというのを示していかないといけません。昇格という目標に近づいていければ、もっともっとサポーターの皆さんも足を運んでくれると思います。町田がJ1で戦う姿を見たい人もたくさんいると思う。そういうところは僕たちが結果を出し続けないといけないし、ピッチで表現したいと思います」と、決意を述べた。

 さらなるレベルアップを目指して町田に加入し、正GKの座を掴んだポープ。初のJ1昇格を目指すチームで、自身の目標を達成することが、クラブの目標にも直結していくはずだ。

[プロフィール]
ポープ・ウィリアム/1994年10月21日生まれ。東京都出身。東京V Jr.ユース―東京Vユース―東京V―FC岐阜―東京V―川崎―大分―岡山―大分―町田。J1通算14試合0得点、J2通算53試合0得点。192センチの長身を生かしたセービングに加え、確かな足元の技術で最後尾から数的優位を作れるGK。プロ9シーズン目、初のJ1出場を果たした昨季の経験を生かし、さらなる飛躍を期す。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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