森保Jの6月“2敗”、「貴重なテスト」ブラジルメディア指摘 吉田麻也の状態次第で「冨安と板倉コンビを求める声も」
「真剣にプレーする相手に負ける方が有益とも言える」と日本の2敗に言及
森保一監督の率いる日本代表は、6月14日のキリンカップ決勝でチュニジア代表と対戦し0-3で敗れた。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は6月シリーズの4試合について「2敗は2勝よりも貴重なテスト」と指摘した一方、3失点に絡んだDF吉田麻也(サンプドリア)の去就を危惧している。
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11月のカタール・ワールドカップ(W杯)に向けて6月に4試合を組んだ日本は、2日のパラグアイ戦(4-1)、6日のブラジル戦(0-1)、10日のガーナ戦(4-1)、14日のチュニジア戦(0-3)を終えた。
記事では「6月の親善試合を冷静に見てみると、日本は本気でぶつかってきたブラジル、チュニジアの2チームに負けていることが分かる。パラグアイとガーナは欠場者だらけでリズムを欠き、スパーリングのようなプレー」と指摘した。
森保ジャパンは7月に国内組で臨むE-1選手権(香港、中国、韓国との3試合)を経て、9月に海外遠征(2試合)を予定。その後はカタールでの直前キャンプのみとなっており、準備期間とテスト試合は限られている。「ほとんど脅威のない相手に勝つより、ブラジルやチュニジアのように真剣にプレーする相手に負ける方が有益とも言える。ワールドカップへの準備や改善点を考えると、2敗は2勝よりも貴重なテストだったと言えるだろう」と記し、本大会に向けて意味のある2敗になったと分析している。
一方、チュニジア戦で3失点に絡んだ吉田については「ここからの数か月は、キャプテンの将来にとって非常に重要だ」と言及。去就にも注目が集まるなか、「吉田が継続的に出場するクラブを見つけてリズムを取り戻せなければ、冨安と板倉のセンターバックコンビ先発を求める声も高まってくるだろう」と予測していた。