闘莉王が考える久保建英の”現在地” 森保ジャパンでの適正ポジションを指摘「今は純也の背中しか見えない」

A代表初ゴールを決めたMF久保建英【写真:徳原隆元】
A代表初ゴールを決めたMF久保建英【写真:徳原隆元】

闘莉王が公式YouTubeチャンネルで久保について語った

 日本代表は、6月10日にノエビアスタジアム神戸で行われたキリンカップのガーナ戦で4-1と勝利した。この試合で念願の代表初ゴールを決めたのはMF久保建英(マジョルカ)。インサイドハーフでの起用で結果を出したが、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は代表の序列に注目。「クオリティー、機能性で今のレギュラーとは比較できない」と奮起を期待している。

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 闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回ではガーナ戦で代表初ゴールを決めた久保について触れている。

 左利きのアタッカーはインサイドハーフでテストされたが、闘莉王氏は「久保くんのゴールに目が行きがちだが、三笘選手の活躍の方が目立つ」と分析。1ゴール、1アシストなど左サイドを切り裂いた三笘薫がこの夜の主役だったと指摘している。

 昨年の東京五輪ではグループステージ3試合連続ゴールなど、エースとして大活躍したが、「今の代表では物足りなさ。今のレギュラーと比較しないといけない。今出ている選手の方がクオリティー、機能性で上」と指摘している。

 今季マジョルカではなかなか出場機会に恵まれなかった久保。カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦う森保ジャパンでも、定位置は確保できていない。

 そのなかで闘莉王氏は森保ジャパン定番の4-1-4-1システムで久保の適性は右ウイングだと分析する。だが、「レギュラーは伊東純也選手。替えたいなら(伊東の)縦よりも久保くんのインサイドに切り裂くドリブルの方が機能する時」と分析。そのうえで、「森保監督の構想では純也選手とポジションを争わないといけない。だが、予選でチームを救ってくれたのは純也。今は純也の背中しか見えない」と天才レフティの厳しい現状に注目した。それでも、「吸収力のある時期。成長して日本代表のエースになることを期待している」とエールを送っていた。

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