森保J、ガーナ戦出場全17選手「パフォーマンス査定」 MVP級の活躍…唯一の満点評価は?

日本代表をパフォーマンス分析【写真:Getty Images & 徳原隆元】
日本代表をパフォーマンス分析【写真:Getty Images & 徳原隆元】

4発快勝のガーナ戦、出場メンバー17選手を5段階査定

 日本代表は6月10日、ノエビアスタジアム神戸で行われたキリンカップ初戦でガーナ代表と対戦し、4-1で勝利した。6日のブラジル戦では0-1で敗戦。メンバーを9人入れ替えて臨んだ一戦では、相手を押し込む展開が多くなりゴール数も重ねた。

 アフリカの難敵相手に森保ジャパンの各選手たちはどのようなパフォーマンスを見せたのか。出場17選手を5段階評価(最高が五つ星=★★★★★)で査定した。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞)

   ◇   ◇   ◇

<GK>
■川島永嗣(ストラスブール)=★★☆☆☆

 ベテランとして、失点シーン以外は特に危なげなく守っていたものの、唯一の枠内シュートでゴールを許した。失点シーンでは、ファーサイドを見切ってしまい、ニアサイドに絞っていたのが残念だった。

<DF>
■伊藤洋輝(シュツットガルト)=★★★☆☆

 左サイドバックとして国際Aマッチ2試合目の先発出場。経験は浅くても得意のフィードなどで積極性を示した。パラグアイ戦のような大きなミスもなく、カタール・ワールドカップ(W杯)本大会のメンバー入りへ向けてアピールするにはまずまずの働きだった。

■吉田麻也(サンプドリア)=★★☆☆☆(→ハーフタイムOUT)

 3試合連続で先発出場と疲労感が残るのか、失点シーンでの寄せが甘かった。DF山根視来からの痛恨のパスミスが失点につながったが、最終ラインの要、主将としてもう半歩寄せてもらいたかったところだ。

■谷口彰悟(川崎フロンターレ)=★★★☆☆

 失点シーンで守備陣にミスが散見したものの、1人奮闘。安定したプレーは強豪川崎フロンターレの最終ラインを支える柱としての実力が見られた。

■山根視来(川崎フンターレ)=★★★☆☆(→後半40分OUT)

 前半29分、MF久保建英、FW堂安律とつないだボールをダイレクトで左足を合わせて先制ゴールをマーク。右ウイングの堂安との好連係も目立った一方で、前半終了間際に見せた致命的なパスミスはもったいなかった。時間帯、場所ともに慎重になるべきところで、W杯本番に向けてはいい”教訓”となったはず。

■板倉滉(シャルケ)=★★★☆☆(←ハーフタイムIN)

 後半から途中出場し、センターバックの一角を担った。ブラジル相手に強度の高さを示していたなか、ガーナ戦でもやはり頼りがいのあるパフォーマンス。後半28分には出足の速さで相手のチャンスの芽を摘んだ。鉄壁のスタメンだったDF冨安健洋が負傷での不在が続いてるなか、6月シリーズで信頼度が増し、一気に主力候補に躍り出た。

■中山雄太(ズウォレ)=※出場短時間のため評価なし(←後半40分IN)

 試合を締める役割で投入されるも、出場直後にチームが追加点。守備では楽になったはずだが、足元の細かいミスなどは直したいところだ。

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