C大阪の森島社長、契約解除MF乾貴士が”練習復帰”できなかった経緯を説明 今夏の移籍を目指す見込み

MF乾貴士【写真:Getty Images】
MF乾貴士【写真:Getty Images】

C大阪は乾と6月9日付で契約解除に至ったと発表

 セレッソ大阪は6月9日、MF乾貴士選手と双方合意のもと2022年6月9 日付けで契約を解除することを発表した。これを受けて、森島寛晃社長がオンライン会見で取材に対応。本人とは和解したものの、練習に復帰できなかった経緯などを説明した。

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 乾は昨夏、10年ぶりに古巣のC大阪へ復帰し、今季も主力として活躍が期待されていたが、4月5日に行われたJ1リーグ第7節柏レイソル戦(0-1)で後半途中に交代を命じられた際、暴言を吐くなど不服な態度を示したとされ、その後、クラブより規律・秩序を乱す行動が確認されたと発表。公式戦6試合への出場停止処分を科された。

 出場停止処分は5月14日のJ1リーグ第13節・名古屋グランパス戦(0-1)をもって終了したが、練習には復帰できておらず、今回の契約解除に至った。

 森島社長は、違反行為に対して本人から謝罪の言葉があったとし、クラブとしても「和解した」と説明。だが、「今回の行為を起こした中でチームを離れていろんな人たちにいろんな思いがある中で現場に戻るタイミングが決断しきれなかった。最初にチームを乱す行動があったということで、本人の思いもあった。クラブもミーティングを重ねていくなかで、やっぱり戻るタイミングが……。クラブがもう少し早く動くというところなど反省すべきところもあった。そうやって『やれる』という思いにさせてあげられなかったというのはある」と、練習復帰に関して、長期間の謹慎から明けても、そのタイミングを計れなかったという。

 クラブは、現場の選手、スタッフに向けてこの日に発表。乾は夏の移籍ウインドウで他クラブへフリー移籍してサッカーを続ける意向を示しているといい、森島社長は「彼自身もサッカー界を引っ張ってきた選手なので、今後まだまだ活躍してくれるのを楽しみにしている」と、背中を押した。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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