不発の“悪童”はいらない! バロテッリ代理人がサッスオーロに売り込みも指揮官が獲得拒否

チームを昨季6位に躍進させたディ・フランチェスコ監督は、関心示さず

 プレミアリーグの名門リバプールから戦力外状態になっている“悪童”こと元イタリア代表FWマリオ・バロテッリが、母国イタリアで躍進しているサッスオーロのエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督から獲得を拒否されたという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 イタリア代表のエースとして2014年ブラジル・ワールドカップに出場した後、一昨季にリバプールに加入したバロテッリは、リーグ戦でわずか1ゴールという不発に終わった。そして昨季開幕前の時点で完全に戦力外と見なされ、剛腕代理人ミノ・ライオラ氏が奔走。その結果、古巣のACミランにレンタル料が無料で年俸の半額ほどをリバプールが負担するという異例の条件で期限付き移籍した。しかし、昨季もリーグ戦で1ゴールのみという大不発となった。

 結局、今年も1年前と全く同じ状況でライオラ代理人が奔走しているなか、昨季セリエA2位でエースのFWゴンサロ・イグアインが去ったナポリ、オランダの名門アヤックスへ売り込みをかけたが、最終的には「ノー」の返答が届いた。さらに昨季ミランを上回るリーグ戦6位の成績を収め、今季UEFAヨーロッパリーグに初出場するサッスオーロにも売り込みをかけたという。

 しかし、クラブ幹部は獲得に興味を示したが、現場を預かるディ・フランチェスコ監督が拒否したと、同紙は報じている。同監督はシーズンを戦い抜くために2人のFWの補強をクラブに求めているというが、それでもなおバロテッリは拒否された模様だ。

 

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