宿敵間を移籍した二人の“裏切り者”に迫る直接対決 ドルトCEOは異例のブーイング自粛要請

今夏復帰したゲッツェへのバッシングを「理解できない」と語ったヴァツケCEO

 ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOが、15日のドイツスーパー杯で激突するバイエルン戦で、“裏切り移籍コンビ”への異例のブーイング自粛を呼びかけて話題を呼んでいる。ドイツ誌「シュポルト・ビルト」が報じている。

 今季開幕前のブンデスリーガでは、二つの移籍が大きな話題を集めた。ドルトムントからはキャプテンのドイツ代表DFマッツ・フンメルスがバイエルンに移籍。入れ替わるように、罵声を浴びながら3年前にバイエルンに去ったドイツ代表MFマリオ・ゲッツェがドルトムントに戻ってきた。

 ドルトムントからバイエルンに去った二人に対しては、サポーターがユニホームを焼き払うなどの問題行動に出ている。

 今季初タイトルを懸けた対決では、ドルトムントサポーターが二人の“裏切り者”にどんな洗礼を浴びせるのかが注目されている。ヴァツケ氏は「マリオがなぜここまでバッシングを浴びるのか、まったくもって理解できない。結局彼のしたことといえば、レロイ・サネがやったことと何も違いがない。彼はいまだに崇拝されているのに」と語った。

 

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