ネイマール&メッシの“2大スター”、バルサ復帰の可能性は? 「移籍金ゼロで加入するしかない」と会長見解
巨額契約を結ぶ選手たちについて「金の奴隷になる」とコメント
スペイン1部バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、かつてバルサに所属していたブラジル代表FWネイマールとアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの復帰の可能性に言及した。スペイン・カタルーニャ地元紙「レスポルティウ」が報じている。
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ネイマールは2017年夏の移籍市場で、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)へ移籍し、5年契約を結んだ。その後21年5月には、25年6月まで契約を延長している。一方、メッシは21-22シーズンの開幕前、経営難に陥ったクラブが新たな契約を締結することができなくなり、バルサを退団。移籍金ゼロでPSGに加入した。
PSGでは、退団が濃厚とされていたフランス代表FWキリアン・ムバッペが新たに3年の契約を結び、フランスに留まることとなった。そんななか、ムバッペの契約延長に伴い、PSGではネイマールを放出する動きが強まっていると報じられている。
過去にもネイマールの再獲得に動いたバルサだが、クラブに復帰する可能性を問われたラポルタ会長は、「ネイマールのことを好きではない人が、どこにいる? 彼は特別な選手だ」と、その能力を認めつつも、「彼はPSGと契約があり、まだ4年か5年残っている。こうした選手たちは奴隷となる。金の奴隷にね」と、コメントした。
また、メッシについては「このクラブでスポーツ選手としてのキャリアを終わらせたかったが、それは不可能だった。スペインリーグのルールやPSGからのオファーがあったからね。巨大な契約を結ぶことになる、選手たちは動けなくなる」と語り、「こうした選手たちのすべてがバルサに復帰する日があるとすれば、彼らは移籍金ゼロで加入するしかない」として、再獲得に資金を投入する考えはないことを明らかにした。
PSGが獲得に多額を費やしたネイマールを移籍金ゼロで放出する可能性は低く、バルサ復帰の可能性はほぼないに等しいだろう。ムバッペの契約延長で幕を開けた今夏の移籍市場で、この先、どのような動きが見られるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)