きっちり元は取る! リバプールが構想外“巨漢FW”の移籍金を、獲得時の43億円に強気の設定
ベンテケ獲得を狙うクリスタル・パレスが33億円オファーを提示も拒否
リバプールのFWクリスティアン・ベンテケ獲得に向け、クリスタル・パレスが再びオファーを提示するようだ。英メディア「スカイ・スポーツ」が報じている。
ベンテケは昨夏にアストン・ビラから3250万ポンド(約43億2000万円)でリバプールに移籍。新たなエースストライカーとして期待が寄せられたが、フィジカルコンタクトや高さを武器とするベンテケは、ブレンダン・ロジャース前監督(現セルティック)のコンパクトにボールを回すポゼッションサッカーや、ユルゲン・クロップ監督の前線からプレッシングを仕掛けショートカウンターを狙う“ゲーゲン・プレス”に適応できずにいた。得点も29試合出場で9得点に止まっている。
これを受けクリスタル・パレスは先月、ベンテケを獲得するためリバプールに2500万ポンド(約33億2000万円)のオファーを提示するも、リバプール側がこれを拒否。適正価格として3200万ポンド(約42億5000万円)を要求している。
それでもクリスタル・パレスは、今週末に行われるプレミアリーグ開幕戦のウェスト・ブロムウィッチ戦にベンテケを出場させたいと考えており、やむなくこの金額を支払う方向に傾きつつあるようだ。
クロップ監督はプレシーズン中にベンテケに直接構想外の意向を伝えており、すでに移籍は既定路線とされていたが、リバプールは交渉が長引いても昨夏支払った金額の元を取ろうと目論んでいるようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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