王者バルセロナに火種! ブラーボとテア・シュテーゲンが正守護神争い 加熱のあまり移籍志願も

譲れぬ名手の誇り

 スペイン王者バルセロナで守護神の座をめぐる争いが複雑な状況を迎えている。スペイン紙「スポルト」は、ここ2シーズンレギュラーの座をつかむチリ代表GKクラウディオ・ブラーボとカップ戦要員の扱いに不満を抱えるドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンによる両GKの火花散る争いを特集している。

 リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールによるMSNトリオのバックアップ確保も難航している中、バルサに新たに問題が浮上している。バルセロナは2人が同時に加入した2014年夏から、基本的にリーグ戦ではブラーボ、カップ戦はテア・シュテーゲンを起用するターンオーバーを採用しているが、両者とも「ナンバー1」の座に強い執念を見せている。

 まず33歳のベテランGKブラーボはクラブの首脳陣に対し、ファーストチョイスでなければ、クラブを去るという意向を語ったとレポートされている。コパ・アメリカで2年連続でチリ体表で優勝した実績に加え、リーグ2連覇を支えた自信と、ベテランとしての意地からバックアッパーの立場は受け入れられないと強気の態度に出ている。

 それに対して、加入から2シーズンでリーグ戦出場7試合のみのテア・シュテーゲンも出場機会に飢え、プレミア移籍の可能性を示唆している。14-15シーズンのUEFAチャンピオンズリーグは全13試合にフル出場して優勝に貢献したが、やはりリーグ戦での出番がない現状に満足はしていない。ペップ・グアルディオラ元監督のマンチェスター・シティからビッグオファーが届いていることを主張し、第2GKの状況が変わらないのであれば、移籍も辞さない考えを明かしている。

 

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