「大金で人形を買えない!」 今季失職危機の悪童バロテッリにセリエA昇格組の会長が一刀両断

ペスカーラ会長はリパブールで戦力外通告のストライカーに「No」突きつける

 今シーズンの失職危機に瀕している“悪童”こと元イタリア代表FWマリオ・バロテッリが、母国イタリアでセリエA昇格を果たしたクラブからも完全に不要な選手と評価されている。ペスカーラのダニエレ・セバスティアーニ会長がイタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」に語っている。

 イタリアメディアでは、国内の中堅から下位のクラブや、国外のクラブでイタリアに縁がある監督や会長にインタビューをする際に、問題児バロテッリ獲得への興味を質問するのが完全に恒例行事となっている。一昨季はリバプール、昨季はACミランでリーグ戦それぞれ1ゴールという完全なる不発に終わったことで評価が地に落ちているが、同じ昇格組のクロトーネの会長は獲得に対して積極的なコメントを残し、実際に動いたことも明かした。しかし、ペスカーラの会長はバロテッリを酷評している。

「昇格してきた我々は移籍市場でうまく立ち回る必要があり、補強が必要なことは理解している。それでも、我々は我々の移籍市場を動くしかないんだ。バロテッリ? 私は彼が偉大な選手であり、多くの人々の注目を集めると理解しているよ。ただ、誰かを喜ばせるために大金で人形を買うわけにはいかないだろう」

 

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