「どちらにも良さはある」 3戦連続ドローの浦和、遅攻と速攻の“ズレ”を選手はどう感じた?

浦和は3戦連続ドローとなった【写真:Getty Images】
浦和は3戦連続ドローとなった【写真:Getty Images】

FC東京の攻撃を抑え、チャンスを作っただけに「勝ち点3を取れなかったのは残念」

 浦和レッズは4月10日に行われたアウェーでのJ1リーグ第8節FC東京戦に0-0と引き分けた。これで3戦連続ドローとなり勝ち切れない試合が続くなか、リカルド・ロドリゲス監督は「ゴールが取れなかったという部分が出てくる」ともどかしい思いを語った。

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 浦和は負傷離脱していた日本代表DF酒井宏樹が右サイドバック(SB)に復帰し、新加入して4月5日にチーム合流したばかりのオランダ人FWアレックス・シャルクをベンチ入りさせるなど、戦力が整ってきていることを感じさせた。全体的にボールを保持するなかで試合を進めたが、この日も課題の決定力不足が顔を出してしまった。

 前半には体勢こそ難しかったが、FW江坂任がゴール前の新距離からシュートを放った場面、そしてFWキャスパー・ユンカーが完全にフリーになってPKスポット付近からゴールを狙った場面で、いずれもシュートが枠を捉えなかった。

 後半にもゴール正面から丁寧にコースを狙ったMF松尾佑介のシュートは枠を外れ、終了間際にはこぼれ球に反応したDF明本考浩がゴール前でシュートチャンスを迎える場面で、難しい体勢のユンカーが強引に狙ってチャンスを生かせなかった。FC東京が狙った両ウイングを使った速攻もほぼ封じ込んでいただけに、指揮官の表情は曇った。

「この試合はゴールが取れなかったという部分が出てくる。不用意なロストもあったが、全体的には良いプレーができた。前半もチャンスを作れたし、それを決められるように改善できれば。後半もチャンスを相手より多く作れたので、そのどれかを決められれば。難しい相手にこれだけのプレーをして、相手にもあまりチャンスを作らせなかった。セットプレーや個のところで何回かあったが、大きなピンチはなくやれた。勝ち点3を取れなかったのは残念だが、改善していきたい」

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