中国で不発の55億円“爆買いFW” 欧州帰還を熱望し、ミランに必死の売り込み

広州恒大で輝きを失ったマルティネス バッカ流出が噂されるミラン入りを狙う

 中国クラブによる“爆買い”の象徴的な存在である広州恒大のコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスがヨーロッパへの帰還を熱望し、日本代表FW本田圭佑が所属するACミランへ必死の売り込みをかけているという。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。

 マルティネスは1月の移籍市場で、スペインのアトレチコ・マドリードから広州へ移籍金4200万ユーロ(当時のレートで約55億円)という巨額の移籍金で完全移籍し、4年契約を結んでいた。しかし、中国でのプレーは失望の連続だった。AFCチャンピオンズリーグではJリーグ浦和レッズと同組でグループステージを戦ったが、広州はあっさりと敗退し浦和とシドニーFCが通過。浦和とのゲームでは、リオデジャネイロ五輪日本代表MF遠藤航に封殺されるプレーぶりだった。

 こうした状況を受け、マルティネスは本人も家族も欧州への帰還を熱望し、代理人のエンリケ・ポンペオ氏が奔走しているという。そして「ジャクソンにとってセリエAは目的になるリーグ」として、イタリアでのプレーを望んでいると話していたが、ミランからコロンビア代表FWカルロス・バッカが移籍することが濃厚となっている情勢のなかで、ちょうど1年前にマルティネス獲得を狙っていたミランに売り込みをスタートしているという。

 

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